おほむとは? わかりやすく解説

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おお‐ん〔おほ‐〕【御/御】

読み方:おおん

[接頭]《「おおみ(大御)」の音変化。「おほむ」とも表記

神仏天皇貴族に関する語に付いて、高い尊敬の意を表す。

主体自身所有の主を敬う場合。「—かみ(大御神)」「—ぞ(御衣)」

貴人向かってする行為について、物や行為を受ける対象を敬う場合。敬うべきお方への…の意。

「(源氏ガ)召せば、(預リノ子ガ)—答へして起きたれば」〈源・夕顔

下に来る名詞省かれ単独名詞のように使われることがある

「対の上の—(=薫物(たきもの))は、三種ある中に梅花はなやかに今めかしう」〈源・梅枝

[補説] 中古仮名文学では、多く漢字で「御」と記されるため、「おおん」か「おん」「お」か、読み方が決めにくいが、少数仮名書き例からみて「おん」の発生中古後期からと考えられ中古中期までの「御」は「おおん」と読むのが妥当であるとされる




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