おばあさん仮説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 22:47 UTC 版)
詳細は「おばあさん仮説」を参照 親子関係については進化論的裏付けがある。親が子供を大事にするのは自然選択的に当然と考えられるからである。しかし、孫を大事にすることは必ずしもそうではない。親が大事にすれば十分と考えられる。血縁選択説の立場からは、孫は直系の血縁者だから、孫を守ることにはそれなりの価値が認められる。しかし、ほとんどの動物では孫が生まれるまで親が生存することがなく、孫を大事にする行動が進化に影響する余地はないものと考えられる。 ヒトは自分の繁殖時期(受精、出産と子育て)の終了よりもはるかに長い生理的寿命をもつ。これが何に由来するかの議論において、祖父母が子育てに参加することによって孫の生存率が高まるのではないかとの説がある。様々な動物において、子供が親の育児を手助けするヘルパーという行動が知られる。これをヒトでは祖父母が担っているという説である。特におばあさん(祖母)が豊富な経験を自分の子の子育てに生かすことによって孫の生存率が高まることが、ヒトの寿命が長くなった進化に影響をもっているという。これが正しければ、祖父母が孫に執着する感情をもつ理由はこれに由来するのかもしれない。
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