おけら長屋の住人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/23 02:10 UTC 版)
万造 米屋の奉公人。飲む打つ買うの遊び人でだらしがない。暮らしは常に困窮しており、家賃や飲み屋のツケも溜まっている。 松吉 酒屋の奉公人。万造同様の遊び人でだらしがない。万造と二人「万松」の愛称で呼ばれる迷コンビを組んで、おけら長屋を騒動に巻き込んでゆく。 島田鉄斎 浪人で剣の達人。剣道場の師範や商家の用心棒などを引き受けながら、自由気ままに生活している。 八五郎 左官屋。腕のいい職人だが喧嘩っ早い。 お里 八五郎の妻。独身の住人には何かと世話を焼きたがる母親的存在。 お糸 八五郎、お里の娘。長屋の男衆からは妹のように可愛がられている。八五郎の弟弟子、文七と結婚し長屋を出て生活している 徳兵衛 大家。 与兵衛 乾物屋のご隠居。商いのクセで人を値踏みするクセがあり、そのことで人間関係が上手くゆかないこともしばしば。 久蔵 呉服屋の手代。ワケありげなお染に惚れるが、恋は成就しなかった。その後にお梅と結ばれ幸せな所帯を持つ。 お梅 久蔵の妻。湯屋で不幸な目に会い身籠ってしまうが、万松をはじめ長屋の住人のとりなしで、久蔵と結ばれる。 お染 訳ありなげな苦労人。得意の針仕事で生計を立てている。暗い過去と決別し明るさを取り戻しつつある。 辰次 魚屋の棒手売。長屋を借りる住人としては一番若い。 金太 八百屋の棒手売。野菜の区別はおろか、銭勘定さえあやしい。与太金、馬鹿金、抜け金などと呼ばれ、ヌケている事を万松の二人に利用されるが、決して彼らは金太を除け者にはしない。 喜四郎 お奈津 喜四郎の妻。
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