『形而上学入門』とは? わかりやすく解説

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『形而上学入門』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:40 UTC 版)

マルティン・ハイデッガー」の記事における「『形而上学入門』」の解説

中期代表作ともいえる1935年講義録『形而上学入門』がある。この時期人間という場において時熟とともに世界」を開く歴史としての存在にかえて、超絶的な動態としての意味づけなされた存在思索される。つづりもSeinとともにSeynが使用されるうになる存在人間対抗関係にある。存在制圧的な秩序人間元初まで見越す知(techne)によって作品(Werk)にもたらし開く。だが作品もたらされ存在超力人間という場(現-存在 Da-sein)において突発的に裂け開き現象し、その超力をすべて治めることは叶わず、人間存在によって砕け散る運命にある。砕け散ることは存在人間という場を必要とする理由であり、現-存在としての人間本質である。存在対抗関係にありながら存在発現する居場所であることによって、「人間とは最も不気味なものである」(ソフォクレス)。

※この「『形而上学入門』」の解説は、「マルティン・ハイデッガー」の解説の一部です。
「『形而上学入門』」を含む「マルティン・ハイデッガー」の記事については、「マルティン・ハイデッガー」の概要を参照ください。

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