『導引図』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 03:08 UTC 版)
幅0.5メートル、長さ1.4メートルの帛に絵と文字で描かれている。 『導引図』 - 長さ1メートルにわたる部分。44種類の運動図(縦4列、横11種)が黒の輪郭、朱・褐・藍・墨のベタ塗りで描かれている。各図には、術(姿態)の名称、効果があるとされる病名、模写している動物名、使用器具名などが添えられている。これらは道家思想に基づく修練の術、中国最古の体育療法の図であり、気功療法のルーツといえる。また、張家山漢簡の導引書『引書』とともに、最古の導引文献とされる。 巻前佚書二篇 - 『却穀食気』は「穀物を避け気を食らう」、すなわち気功による健康法を記す。『陰陽十一脈灸経』は『五十二病方』巻前佚書のものと同内容であり、両者は甲本・乙本として区別される。
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