『司馬法』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 14:12 UTC 版)
詳細は「司馬法」を参照 司馬穰苴の兵法を纏めたものと言われる『司馬法』は全部で百五十五篇あったとされるが、現存するのは『仁本』・『天子之義』・『定爵』・『厳位』・『用衆』の五編のみである。 司馬遷が『司馬法』を評して「その内容は広く深く、三代(夏・殷・周)の戦争についてこれほど詳しく書いてあるものはない」と書いている。現在残っている部分を読むと、兵法そのものよりもむしろ戦争に於ける儀礼的なことを書いた部分が多い。 戦争の礼について述べた部分として、「古は負けて逃げる敵を百歩までしか追わなかった。撤退する敵も三舎までしか追わなかった」と言うものがある。実戦的な部分としては、「戦いにおいて敵より先に動けば疲れ、遅れれば恐怖に襲われる。休めばだらけるし、休まなければ疲れ、休むのが長くなるとまた恐怖に襲われる」と言うものがある。
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