『史通』に影響を与えた書籍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 13:58 UTC 版)
劉知幾は、『史通』自叙篇で、自分の著作を劉安『淮南子』・揚雄『法言』・王充『論衡』・応劭『風俗通』・劉劭『人物志』・陸景『典語』・劉勰『文心雕龍』といった古書になぞらえて論じ、自分の著書がこれらの書籍の精神を受け継ぎ、包括するものであると述べている。劉知幾は、このうち特に揚雄に対して傾斜しており、揚雄と自身の境遇が似ていることや、『法言』が『史通』と同様に発表後に世間から非難を浴びたことなどを述べている。 また、福島 (2003)は、このうち特に『論衡』と『史通』の関係を研究し、両者が経書をも批判する批判精神、用語の使用法、歴史の考証法などにおいて共通性が見られることを指摘している。
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