『エアフォースワン』の定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 05:25 UTC 版)
「エアフォースワン」の記事における「『エアフォースワン』の定義」の解説
正確には大統領専用機のほか戦闘機・軍用輸送機を問わず、アメリカ空軍(USエアフォース)の航空機に大統領が搭乗すればその搭乗機のコールサインに「エアフォースワン」を用いる規則になっている。 航空管制以外の場面で「エアフォースワン」と言った場合、1990年以前はボーイング707を改造したVC-137、それ以降はボーイング747を改造したVC-25そのものを指していることもある。これらの機体は星条旗マークを掲げ、「UNITED STATES OF AMERICA」と表記され、専用の塗装が施されていることが広く知られた大統領専用機であり、運用上も頻繁にエアフォースワンのコールサインを与えられることから来た誤解ではあるが、外遊先や米国内を問わず、メディアでも機体そのものをエアフォースワンと呼称する例は多い。大統領専用機であることを秘匿したい場合は、「エンジェル」などの偽装コールサインも使われる。実例として、2008年にジョージ・W・ブッシュがイラクを電撃訪問した際には、セキュリティ対策として飛行計画を偽装し、ビジネス機に見せかけて行動していた。 核戦争に備えエアフォースワンには必ず国家空中作戦センターとしての機能を持つE-4B ナイトウォッチが随行しており、有事の際に大統領が搭乗すれば、こちらが「エアフォースワン」のコールサインを使用する機体となる。
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