『ウルトラマン物語』に登場するグランドキング
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「グランドキング」の記事における「『ウルトラマン物語』に登場するグランドキング」の解説
映画『ウルトラマン物語』に登場。 ジュダの力により、宇宙空間に浮遊する怪獣の悪霊が融合して誕生した怪獣。身体を構成する部分は角がゴモラ、尾はツインテール、両腕の鋏はサドラ、左腕の装甲はバルタン星人と言われているが、タイラントなどの過去のウルトラシリーズで登場した合体怪獣のように明確に合体した部分が判断できる形状ではなく、全身が銅色の装甲に覆われているため、むしろロボット怪獣との印象が強い。首元から下腹部にかけての中心部分には無数の光源があり、活動中は常に明滅している。 主な武器は頭部から撃つ破壊光線グランレーザーで、地球・火星・木星をまとめて貫いて破壊できる威力を持つ。口や尾先に生えた2本の角からも同類の破壊光線を発射し、右腕の巨大な鉤爪スーパーハンドも強力であるほか、爆破性を持つガスを放出することもできる。飛行形態では足首が逆転しており、その本領は空間戦闘ではなく格闘戦である。 惑星フェラントとその宙域にてウルトラ6兄弟と交戦する。フェラントでの最終決戦ではウルトラ6兄弟を怪力で弾き飛ばし、彼らの必殺光線一斉発射すら跳ね返す強固な装甲で追い詰めるが、ウルトラの母からのウルトラサインに応じてウルトラ5兄弟の力を与えられたタロウがスーパーウルトラマンとなった後は彼に圧倒され、シューティングビームやスーパーウルトラキックを経て最後はコスモミラクル光線を浴びて大爆発を起こし、消滅した。 当初はタイラント同様の合体怪獣の設定で、上記のほかにキングザウルス三世の角、シルバーブルーメの胸などが合成されていたが、美術スタッフの山口修によって鎧を全身に纏ったロボット怪獣としてクリーンアップされた。 造型は開米プロ経由で、レインボー造型企画が担当。造形物は着ぐるみと遠景用の人形が製作された。
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