「Garage 56」56番目のエントリー枠
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「2014年のル・マン24時間レース」の記事における「「Garage 56」56番目のエントリー枠」の解説
ACOは2012年から始まった「Garage 56」のコンセプトを継続した。これは、ル・マン24時間レースを通して新しい技術をテストする試練の場として「Garage 56」という56番目のエントリー枠をレースに設けたものである。ACOは2013年に、2014年のル・マン24時間レースの「Garage 56」のエントリー枠を日産のニスモ (NISMO)版開発車が獲得したことを発表した。 日産は、2013年のル・マン24時間レースが行なわれた2013年6月21日の週末の日に日産・ZEOD RCとして知られる電力駆動レーシングカーを発表した。ZEOD RCは、日産の援助を基に製作された2012年の「Garage 56」枠のデルタウイングの設計者のベン・ボウルビーによって設計されている。ZEOD RCは、デルタウイングによく似たデザインのシャシーにリチウムイオンバッテリーパックを積んだ(エンジンとバッテリーの二つの動力源を持った)「ハイブリッド・エレクトリック・ビークル(HEV:Hybrid Electric Vehicle) 」として利用できる。ZEOD RCは、1.5リッタ-直列3気筒直噴ターボ付きエンジンに2つの110kWモーターによる電力駆動システムを組み合わせており、エンジン走行と電力走行を切り替えて走行する。日産はサルト・サーキットを電力走行だけで完全に1周することを試みていた。レース前のウォームアップ・セッションでは、目標のゴール地点まで到達していた。
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