「緩和」と「適応」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 04:26 UTC 版)
「パリ協定 (気候変動)」の記事における「「緩和」と「適応」」の解説
一般に地球温暖化などの気候変動への対処は温室効果ガス(GHG)の排出削減と吸収の対策を行う「緩和」と、既に起こり始めている温室効果ガスによる影響への「適応」に分けられる。パリ協定も2条の目的を達成するため、「今世紀後半に温室効果ガスの人為的な発生源による排出量と吸収源による除去量との間の均衡を達成するために、(中略)世界全体の温室効果ガスの排出量が出来る限り速やかにピークに達すること及びその後は利用可能な最良の科学に基づいて迅速な削減に取り組むことを目的」としており(第4条1項)、「持続可能な開発に貢献し、及び適応に関する適当な対応を確保するため、この協定により、気候変動への適応に関する能力の向上並びに気候変動に対する強靱性の強化及び脆弱性の減少という適応に関する世界全体の目標を定める」(第7条1項)と規定している。
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