「男の世界」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 02:10 UTC 版)
「チャールズ・ブロンソン」の記事における「「男の世界」」の解説
日本では、ブロンソンは1970年に男性用化粧品メーカー「丹頂」の化粧品「マンダム」のテレビCM(大林宣彦演出)に出演した。撮影費は2000万円、ブロンソンへのギャラは3万ドル(約1000万円)であった。バックの音楽は、ポップ・カントリー・シンガーのジェリー・ウォレスの「男の世界」が使用され、日本独自ヒットとなった。ブロンソンの起用を提案したのは、民放テレビが頭の上がらない大手広告代理店の社員で、以前から彼に着目していた。野性的な風貌のブロンソンを起用し、男らしさを前面に押し出したのは、逆転の発想であった。当初、キャンペーンに当たったスタッフは周囲から猛批判を受けたという。撮影は、アリゾナ州の砂丘とユタ州のモニュメント・バレー、ならびに、ハリウッドのスタジオで行われた。ブロンソンが顎をなでながら放った「う〜ん、マンダム」のセリフは日本で大流行し、子供まで真似をするほどだった。マンダムの商品知名度は発売直後に極端に上昇した。 丹頂は1933年に創業だったが、1960年代には経営不振に陥っていた。しかしマンダムの爆発的ヒットによって年商は2年で倍増し危機を脱した。翌年の1971年には社名を「マンダム」と変更した。拳銃さばきを披露するCMではブロンソンは上手く撃てず、拳銃さばきの上手い大林宣彦がブロンソンに教え、ファニングをやらせたという。なお、マンダム社はブロンソンの葬儀の際に献花をしている。
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