「手動瞑想」(ヨックムー・サーンチャンワ)
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「チャルーン・サティ」の記事における「「手動瞑想」(ヨックムー・サーンチャンワ)」の解説
手動瞑想(ヨックムー・サーンチャンワ)はチャルーン・サティのうちの一つであり、ルアンポー・ティアン・チッタスポーにより開発された瞑想法である。現在ではタイ東北部を中心に150余りの寺で修習されている。手動瞑想での気づきの対象は意志的な腕の動きであるが、開いてあるがままに受け入れていく心と、能動的な意志とを両立させて気づきを開発していくと、自然に微細な身体感覚や感情、思考、心身の法則性への洞察に発展してゆく。 坐って行う場合、目は開き、手を一定のパターンでリズミカルに動かして、気づきを伴わせる。 以下の通りに行う。 両方の手のひらを、ふとももの上に置く。 右の手のひらを垂直に立て、気づく。ゆっくりと行う。そして止まる。(この時、動作のラベリングは行なわない。動きに気づくだけでよい。) 右手をもち上げる。気づく。そして止まる。 右手を腹部あたりまでもって行く。気づく。そして止まる。 左の手のひらを垂直に立てる。気づく。そして止まる。 左手をもち上げる。気づく。そして止まる。 左手を腹部あたりまでもって行く。気づく。そして止まる。 右手を胸の辺りまでもって行く。気づく。そして止まる。 右の手のひらを開くようにして、腕がからだと垂直になるように動かす。(3の位置と同じ)気づく。そして止まる。 右手をふとももまで降ろし、手のひらを垂直に立てる。気づく。そして止まる。 右の手のひらをふとももの上でふせる。気づく。そして止まる。 左手を胸の辺りまでもって行く気づく。そして止まる。 左の手のひらを開くようにして、腕がからだと垂直になるように動かす。(6の位置と同じ)気づく。そして止まる。 左手をふとももまで降ろし、手のひらを垂直に立てる。気づく。そして止まる。 左の手のひらをふとももの上でふせる。気づく。そして止まる。 以下、2~15の動作を繰り返し行う。
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