「外へのジハード」とテロリズム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 16:37 UTC 版)
「ジハード」の記事における「「外へのジハード」とテロリズム」の解説
近年には、政治的動機による戦争やテロリズムを正当化する標語として「ジハード」の語が頻繁に用いられ、本来ジハードの宣言を行う資格のない者がジハードを唱える局面が増えつつある。「脱宗教主義」から「イラク民族主義」へと大きく方向転換したイラクのサッダーム・フセイン大統領は、1990年のクウェート占領に反対するアメリカ合衆国など西側諸国に対抗するため「異教徒に対するジハード」を呼号して1991年、湾岸戦争へと突入した。この時点ではイスラームに「回帰」したかにみえるフセインであったが、しかし、湾岸戦争後の国内でまず起こったのがイスラーム教シーア派の人びとによる暴動だったのである。
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