「公認世界記録」とならない理由
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 23:34 UTC 版)
「車いすマラソン」の記事における「「公認世界記録」とならない理由」の解説
2004年、国際陸上競技連盟(国際陸連=IAAF)は、大会ごとに条件の異なるコースの規格を統一し、記録の比較を容易にするためにマラソンの基準を設定したが、その内容はスタート地点とフィニッシュ地点の直線距離が全長の半分以下(フルマラソンでは21.0975km)で、高低差が1/1000以内(42.195kmのマラソンでは、42m以内)等であったが、ボストンのコースはほぼ一直線で折り返し点がなく、スタート地点よりもフィニッシュ地点の方が140m低い下り坂であり、ボストンのコースには当てはまらないものであった。 「ボストンマラソン#記録の扱い」および「マラソン#公認コースの主な条件」も参照 なお、障害者スポーツが誕生する何十年も前から存在し、既に権威であるボストンマラソンが、歴史の浅いIPC等の公認を得るメリットは多くないと認識しているであろうことは想像に難くない。
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