「佐々」について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 05:57 UTC 版)
両町に共通する地名の佐々(さざ)は、鎌倉時代の文書に佐々浦として見え、松浦党の一族に佐々氏や小佐々氏の名が見える。松浦党は九州西部に土着した際、その土地の地名を名字として名乗った事から、遅くとも中世の半ば頃には「佐々」「小佐々」の地名が存在していたと考えられている。その地名の由来について、佐々町での口伝によると海域としての佐々浦(地図)がかつて内陸深くまで入り込んでいた事から、岸辺の一帯に砂地が広がっていた様子を表したとする説、佐々川や佐々浦の水面や地形の様子を表したとする説、あるいは竹の一種であるササが繁生していた様子を表したとする説が云われている。しかし何れの説も根拠を示す有力な文献が確認されておらず、由来は長らく不詳のままとなっている。
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