「ミスターばんえい」との接点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/03 21:31 UTC 版)
「藤本匠」の記事における「「ミスターばんえい」との接点」の解説
藤本の行く先には常に「ミスターばんえい」こと金山明彦が映っていた。厩務員として勤め始めた先の本沢厩舎では、当時すでに第一線級の騎手であった金山から馬の扱い方や騎乗方法などばんえい競馬に関する様々な手ほどきを受ける事になる。藤本はこの頃の事を「厩務(きゅうむ)員時代の一番の思い出は、スター騎手だった金山さんから馬のさわり方や騎乗方法など、いろいろ教えてもらったことかな」と振り返る。 そもそも「騎手になる気はなかった」藤本が騎手を目指し出したのは、金山に勧められたのも要因の一つである。騎手となってからは更に金山からの影響は強くなり、金山が騎乗していない馬へどんどん騎乗させてもらう形で新人にして500回もの騎乗機会をもらう形で経験を積んでいった。本人は金山への印象を「聞けば何でも教えてくれた。でもまねはできなかった」と語る。 金山から見れば「やんちゃな若者」であった藤本であったが、勝利を重ねてゆく内に金山からも認められる程の騎手となる。3,300勝記録達成が見えてくる頃になると「匠なら、きっとおれの記録を塗り替えられる」と期待を寄せられ、3,300勝記録を達成した際には金山が「若い時から弟子みたいな存在だったので、『おめでとう』と言いたい。看板ジョッキーとして今後の記録更新に期待している」と、藤本がばんえいの「看板騎手」となった事を喜んだ。
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