「ニセ電話事件」と弾劾裁判および法曹資格喪失
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「鬼頭史郎」の記事における「「ニセ電話事件」と弾劾裁判および法曹資格喪失」の解説
1976年(昭和51年)8月4日に「ニセ電話事件」を起こした。11月12日、本事件に関し参議院の「法務委員会、ロッキード問題に関する調査特別委員会連合審査会」にて証人喚問されるも刑事訴追のおそれを理由として宣誓を拒絶して、証言を拒否した。この証言拒否は議院証言法違反で告発されたが、1977年(昭和52年)3月21日、不起訴処分となった。1981年名古屋拘置所で師走の厳寒の中29日間の拘留を強いられたが、その間セーターを5枚着込んで、E・H・カーの『ロシア革命史』など40冊の原書を読破した。出所直後、押し寄せた報道関係者にカメラを顔面にぶつけられ負傷するなどの被害を受けている。 最高裁は本件について鬼頭判事補が罷免相当であるとして裁判官訴追委員会に対して訴追請求を行い、これをうけて裁判官訴追委員会は鬼頭の訴追を決定、裁判官弾劾裁判所は3月23日に鬼頭本人が出席しないまま罷免の判決を下し、鬼頭は法曹資格を失った。
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