「ジリス」の範囲とは? わかりやすく解説

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「ジリス」の範囲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/15 14:05 UTC 版)

ジリス」の記事における「「ジリス」の範囲」の解説

Xerinae亜科 Marmotini族   マーモット属プレーリードッグ属   (旧Spermophilus属)   レイヨウジリス属シマリス属 イワリス属   Xerini族 - アラゲジリス属など   Protoxerini族 - アブラヤシリス属など Xerinae亜科の諸分類群 ひとくちにジリスといっても、この言葉指示範囲についてさまざまな用法がある。 最も狭義には、旧Spermophilus属の和名としてジリス属」が当てられていたが、この属は遺伝子系統分析結果単系統群ではないことが判明したため、8つの属に解体された。このためジリス属」の名称は現在宙に浮いている。 より一般的には、ジリスという呼び名は、Marmotini族の中サイズの属を指す言葉として使われる(旧Spermophilus属の他、レイヨウジリス属イワリス属などがこれに該当する)。この場合、Marmotini族のうち、大型のものはマーモットプレーリードッグ小型のものはシマリス呼び分けられる。 さらには、Marmotini族全体総称としてジリス」が使われることもあり、その場合は「マーモット大型ジリスである」といった表現なされる本項基本的にはこの用法に従っている。 最も広義には、同じXerinae亜科で、アフリカ中心に地上生活をする Xerini族アラゲジリス属など)まで含めてジリスという言葉使われることもある。 別の問題として、シマリス地上樹上両方生活し、他の点でも典型的なリス似ているため、樹上リスジリスと並ぶ独立の族 (Tamiini) とみなされることもあったが、遺伝子系統に基づく分類ではシマリス独立の族とする考え方否定されている。 特に東ヨーロッパからモンゴルにかけて生息するジリスは、ハタリス畑栗鼠)と呼ばれるハタリス (suslik, souslik) は、ロシア語由来の名称であり、ユーラシア大陸一部ジリスの和名・英名として用いられる。suslikの英名やハタリスの和名を持つ種の多くは、旧Spermophilus属の分割の際に新規に作られた属、Spermophilus sensu stricto狭義の)にまとめられた。

※この「「ジリス」の範囲」の解説は、「ジリス」の解説の一部です。
「「ジリス」の範囲」を含む「ジリス」の記事については、「ジリス」の概要を参照ください。

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