「ものの燃える速さ」(1967年)
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「牧衷」の記事における「「ものの燃える速さ」(1967年)」の解説
教育映画祭最高賞受賞作品。「科学教育映画体系」の一つ。化学反応のイメージを作ることを目的とした映画。牧はこの映画で「炭が燃えるときに酸素の濃度が増えると反応速度が増す」という現象のイメージを作るため、「弾き飛ばされた真鍮玉が炭素原子の結晶模型にぶつかると電球が点灯して反応が起こったことを示す」というシミュレーションモデルを作った。当時も動画の手法はあったが、牧はリアリティを出すために装置を手作りした。その実験装置の開発には多くの試行錯誤と手間や金がかかったが、牧は「反応の強さ、弱さは衝突のイメージがないと作れない」と考えてシナリオを作った。スタッフも牧に協力して作品を完成させた。
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