「ぼたもち」と「おはぎ」の関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 17:27 UTC 版)
「ぼたもち」の記事における「「ぼたもち」と「おはぎ」の関係」の解説
ぼたもち(牡丹餅)とおはぎ(御萩)の関係については諸説ある。 春のものを「ぼたもち」、秋のものを「おはぎ」とする説。語源については、それぞれ、「ぼたもち」については牡丹の花に似せてこれを見立てたものであるとする説があり、「おはぎ」については萩の花が咲き乱れている様子に見立てたものであるとする説がある。その上で春のものは「ぼたもち」、秋のものは「おはぎ」と名前が異なっているだけであるとする説がある。 なお、東京では春秋ともに「おはぎ」と呼んでいたとの指摘がある。 もち米を主とするものが「ぼたもち」、うるち米を主とするものが「おはぎ」であるとする説 餡(小豆餡)を用いたものが「ぼたもち」、きな粉を用いたものが「おはぎ」であるとする説 その他の説「ぼたもち」は、ぼたぼたした感じに由来するという説。 『物類称呼』(1775年)では「おはぎ」は「女の詞」であるとする(女房言葉を参照)。 また、地方によって こし餡を使ったものをぼたもち、つぶ餡や煮た小豆そのままを使ったものをおはぎ(逆の場合もあり)。 サツマイモを使った物をぼたもち、餡を使ったものをおはぎ。 二口程度で食べられる小さいものをおはぎ、それより大きいものをぼたもち。 とするなど、さまざまな場合がある。 小売店等では春に「おはぎ」、秋に「ぼたもち」として名の由来とは逆で販売しているところもあり、また食材事典などでは食品としては同じものであり「ぼたもち」と「おはぎ」は名前が異なるだけで同じものを指すものとして扱われている場合も多く、ぼたもちとおはぎとの区別は次第に薄れている。
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