《ヴァギナ・ペインティング》
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 04:08 UTC 版)
「久保田成子」の記事における「《ヴァギナ・ペインティング》」の解説
1965年7月頃の「不朽のフルクサス・フェスティヴァル」では、パフォーマンス《ヴァギナ・ペインティング(フランス語版)》を披露し、一躍大胆な芸術家として知られるようになる。これは、股座に挿した筆を赤い絵の具に浸し、大きな紙の上にしゃがんで描くパフォーマンスであった。事前に撮影された広報用写真では、筆を留めた下着を履いて描いていたことが確認されているが、実際のパフォーマンスを見た塩見允枝子ら仲間たちの証言により、本番では実際に筆を女性器に挿入していたと考えられている。久保田は晩年になって、このパフォーマンスはパイクとマチューナスに依頼されて行ったものだと証言している。その真偽は不明とされているが、久保田が入念な準備を経て自分の名で発表したほとんど唯一のパフォーマンスであることから、なおも重要作品として位置づけられている。また、本作はイヴ・クラインやジャクソン・ポロックへのフェミニズム・アートによるオマージュとされている。
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