θ 11番ホームの妖精
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/05/03 08:49 UTC 版)
『θ 11番ホームの妖精』(シータ じゅういちばんホームのようせい)は藤真千歳著、くらぽんイラスト、電撃文庫刊のライトノベル。2008年5月現在、既刊1巻。
あらすじ
東京駅上空2200メートルに浮かぶホームには、 銀の髪と瑠璃色の瞳を持つ少女と白い狼が住んでいる。彼らは忘れられた約束を信じて、今日もその場所で待っている。-high Compress Dimension transport(高密度次元圧縮交通)-通称C.D.「鏡色の門」と鋼鉄の線路により、地球の裏側までわずか数時間で結ばれる時代。 春の穏やかな午後、東京駅11番ホームに響き渡る突然のエマージェンシーコールが事件の始まりを告げた……。銀色の髪の少女T・B、野菜嫌いの狼・義経、そしてクールなAI、アリスが繰り広げる、SFストーリー。
登場人物
- T.B
- 上空2200mにある東京駅11番ホームに住み、駅員として働く少女。鏡色の髪と瑠璃色の瞳と、とても変わった容姿の持ち主。呑気な性格で普段はニコニコ笑っているが、緊急時などは自分の命を懸けても駅を守り抜こうとする強い正義感を持っている。
- 義経
- T.Bと同じく11番ホームに住む狼のサイボーグ。口は悪いが実は優しい心の持ち主。肉が大好きで、T.Bに悪戯をしては「食事を全てレタスサラダにする」と脅されている。
- アリス
- 11番ホーム全体の管理をしているAI。
東京駅11番線ホーム
詳細は「東京駅#国鉄・JR線地上ホームの変遷」を参照
2010年12月現在、実際の東京駅には、11番ホームは存在しないが、かつては11番線が存在していた。しかし11番線は、機回し用の回送線でホームには面しておらず、利用者から見れば実質上は欠番であった。この11番線は、1992年に東北新幹線ホーム増設に伴い廃止された。つまり、東京駅の歴史上、11番線が存在していた時期はあったが、11番ホームが存在した時期はない。
書籍情報
- θ 11番ホームの妖精(アスキー・メディアワークス、2008年4月刊行、ISBN 978-4-04-867020-3)
関連項目
籘真千歳
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誕生 | 1976年 沖縄県 |
職業 | SF作家 |
国籍 | 日本 |
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略歴
1976年、沖縄県で生まれる。4年間のシステム・エンジニアとしての勤務を経て、2008年に『θ 11番ホームの妖精』で電撃文庫より出版デビュー。2011年に『スワロウテイル人工少女販売処』で第10回センス・オブ・ジェンダー賞話題賞を受賞[1] 。
作品
小説
- θ 11番ホームの妖精 アスキーメディアワークス(電撃文庫)2008年4月 ISBN 978-4-04-867020-3
- θ 11番ホームの妖精 鏡仕掛けの乙女たち 早川書房(ハヤカワ文庫JA) 2014年7月 ISBN 978-4-15-031163-6
- スワロウテイル人工少女販売処 早川書房(ハヤカワ文庫JA)2010年6月 ISBN 978-4-15-031001-1
- スワロウテイル/幼形成熟の終わり 早川書房(ハヤカワ文庫JA)2011年9月 ISBN 978-4-15-031046-2
- スワロウテイル序章/人工処女受胎 早川書房(ハヤカワ文庫JA)2012年9月 ISBN 978-4-15-031082-0
- スワロウテイル/初夜の果実を接ぐもの 早川書房(ハヤカワ文庫JA) 2013年7月 ISBN 978-4-15-031122-3
- θ 11番ホームの妖精 2 アクアリウムの人魚たち 早川書房(ハヤカワ文庫JA) 2016年1月 ISBN 978-4-15-031180-3
関連項目
外部リンク
- 籘真千歳の夢見がちなプロセッサ - 公式ブログ
- ^ “2010年度 第10回Sense of Gender賞 話題賞”. ジェンダーSF研究会. 2025年4月26日閲覧。
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