Lex
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/02 14:41 UTC 版)
Lexの正規表現
- 通常の正規表現の特殊文字にくわえ、「"」 「/」 「%」 「(」 「)」 「+」 「/」 「<」 「>」 「?」 「{」 「|」 「}」 も特殊文字である
- 行頭の「%」は、上述のように領域を区切ったり、Lex特有の指示をあたえるために使う
- 文字クラス、否定文字クラスの内側で「\」が特殊文字になる
- 陽に指定したときを除いて、否定文字クラスは、改行にも照合する
- 「"」で引用できる。引用の終了も「"」
- 「パターン{最少,最多}」や「パターン{回数}」でパターンの繰返し回数を指定できる (Grepの拡張正規表現と同じ)
- 「+」は「{1,}」の、「?」は「{,1}」の、それぞれの省略形である (Grepの拡張正規表現と同じ)
- 「|」で択一できる。「(」と「)」で範囲を広げて指定できる (Grepの拡張正規表現と同じ)
- 「\b」「\f」「\n」「\r」「\t」「\v」「\8進数」は、Cの文字定数の定義と同じ
- 「<開始条件>正規表現」で、指定の名前の開始条件にあるときの正規表現だけに照合できる。開始条件は、コンマで区切って複数指定できる
- 「r/s」は、正規表現「s」の後続する正規表現「r」を表わす。アクションで参照できるのが「r」のみになるところが、重要である
- 「{名前}」で、定義領域で定義した名前のマクロに展開される
関連項目
外部リンク
- 字句解析 (日本語)- Oracle Documentation プログラミングユーティリティ 第2章、
- Lex Online Manual - 作者 M. E. Lesk and E. Schmidt (英語)
- Lex & Yacc Tutorial - Tom Niemann epaperpress.com(英語)
- Cコンパイラ設計(yacc・lexの応用)G・フリードマン著、矢吹道郎ら訳、竹本 浩OCR復刻
- 字句スキャナ生成プログラム Flex 2.3.7、1.03版 1993年2月(日本語訳)- 原著 G. T. Nicol、
- ^ POSIX 1003.1-2008 - IEEE(有料)
- ^ Theory of Compilation -- JLex, CUP tools --(PDF) - by Haifa Univ. Bilal Saleh
- ^ Flex The Lexical Scanner Generator - G. T. Nicol(日本語訳)
LE-9
(Lex から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 00:39 UTC 版)
LE-9は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が三菱重工業とIHIと共に開発したH3ロケットの第1段用液体燃料ロケットエンジンで、世界初の第1段用の大推力エキスパンダーブリードサイクルエンジン[1]。燃料に液体水素、酸化剤に液体酸素を使用し、H3ではペイロードの重量や投入軌道に合わせてLE-9を2基又は3基にクラスター化して用いる[2]。「キー技術関連事業者」として三菱重工業がエンジンシステムを、IHIがターボポンプの開発を担当している[3]。
注釈
出典
- ^ 松浦晋也 (2021年2月2日). “H3ロケットの主エンジン「LE-9」熱効率向上で世界初に挑戦”. 日経ビジネス. 2022年2月23日閲覧。
- ^ “H3ロケットの開発状況について” (PDF). 文部科学省 宇宙開発利用部会 (2016年2月2日). 2016年2月24日閲覧。
- ^ a b “2020年:H3ロケットの目指す姿” (PDF). JAXA (2015年7月8日). 2016年2月24日閲覧。
- ^ “JAXA's No.062” (PDF). JAXA (2015年10月). 2018年10月22日閲覧。
- ^ ““魔物”のロケットエンジン、LE-9開発に挑む H3プロジェクトマネージャー、JAXAの岡田匡史氏に聞く(その2)”. 日経BP社 (2015年10月5日). 2016年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月24日閲覧。
- ^ “三菱重工|MB-XX”. 2016年2月24日閲覧。
- ^ “ロケット用上段エンジンMB-XXの実証エンジン燃焼試験に成功” (2005年9月16日). 2016年5月29日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “姿を現した次世代の大型ロケットエンジン「LE-9」 第2回 2020年の打ち上げに向けたスケジュール”. マイナビニュース (2017年11月27日). 2019年12月25日閲覧。
- ^ a b “三菱重工技報,第48巻第4号「LE-Xエンジン開発へ向けた取り組み」” (PDF). 2016年2月24日閲覧。
- ^ “IHI技報,第49巻第3号「LE-Xエンジン用ターボポンプの研究」” (PDF). 2016年2月24日閲覧。
- ^ “三菱重工技報,第55巻第2号「H3 ロケット1段用LE-9 エンジンの燃焼安定性予測技術及び対策技術開発」” (PDF). 三菱重工 (2018年). 2019年11月30日閲覧。
- ^ “H3ロケットの開発状況について” (PDF). JAXA (2019年12月10日). 2020年3月26日閲覧。
- ^ (日本語) 2020年2月13日に行われたH3ロケットの大型エンジン「LE-9」3基による燃焼試験(BFT)の様子 (C)JAXA 2020年3月26日閲覧。
- ^ “第8回 第1段厚肉タンクステージ燃焼試験結果|H3|ロケット|JAXA 第一宇宙技術部門 ロケットナビゲーター”. www.rocket.jaxa.jp. 2020年3月26日閲覧。
- ^ “LE-9エンジン×3基の燃焼試験が初公開、H3ロケットのBFTは全て無事に完了!”. マイナビニュース. (2020年2月19日)
- ^ (日本語) 【録画】LE-9エンジンの開発状況について 2021年4月17日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “日本の主力ロケットH3 打ち上げ1年延期し来年度に JAXA”. NHKニュース. 2020年9月11日閲覧。
- ^ “JAXA、H3ロケットの開発計画を見直し - LE-9エンジンに技術的課題を確認”. マイナビニュース. 2020年9月14日閲覧。
- ^ “H3ロケット開発を襲った“魔物”とは?、エンジンに見つかった技術的課題 2/2”. マイナビニュース. (2020年9月24日)
- ^ “H3ロケットの試験機1号機の打上げについて”. 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 (2022年1月21日). 2022年1月21日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “JAXA 日本の新たな主力ロケット「H3」の打ち上げ延期 正式発表”. NHKニュース. 2022年1月22日閲覧。
- ^ H3ロケット、2022年度内の打ち上げ目指す。対策案を並行開発し、延期の原因となった振動問題を解決【宇宙ビジネスニュース】 宙畑 2022年9月5日
- ^ 「困難は技術を飛躍させる」—H3ロケット、2022年度打ち上げへ正念場 三菱電機 2022年9月22日
- ^ “新型ロケット「H3」 発射地点でメインエンジン燃焼試験 鹿児島”. 日本放送協会 (2022年11月7日). 2022年11月8日閲覧。
- ^ “JAXA | H3ロケット試験機1号機による先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)の打上げについて”. JAXA | 宇宙航空研究開発機構 (2022年12月23日). 2022年12月25日閲覧。
- ^ “H3ロケット用LE-9認定型エンジン燃焼試験の実施について|LE-9|エンジン|ロケット|JAXA 宇宙輸送技術部門”. www.rocket.jaxa.jp. 2024年3月1日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2024年2月16日). “H3ロケット2号機打ち上げ成功 基幹ロケットの意義とこれから”. Impress Watch. 2024年3月1日閲覧。
- ^ “H3ロケット基本設計結果について” (PDF). JAXA (2016年6月14日). 2016年6月21日閲覧。
LEX
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/28 05:56 UTC 版)
LEX
- Leading Edge extension(ストレーキ又はストレーク)。飛行機の胴体前方で横に張り出した空力パーツ。
- ブルーグラス空港のIATA空港コード。
- レックススタッド。種牡馬繋養場。
- lex。UNIXコマンド。
- LEX (ラッパー)
関連項目
- レックス(曖昧さ回避)
lex
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