鶴川中継局 鶴川中継局の概要

鶴川中継局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 04:43 UTC 版)

概要

当初、多摩東部のほとんどではアナログ放送同様に多摩中継局をデジタル化して難視聴を解消する予定であった。しかし東京タワー局の出力がアナログ映像100kW相当と強力であったことから、多摩中継局をデジタル化すると却って混信障害が発生する恐れが出たためNHKを含む在京広域局のみならず最終的には東京都域局である東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)も含めデジタル化せず多摩中継局はアナログ終了とともに廃止することになった。

しかしその後の調査で、町田市三輪地区など一部に相当数の難視聴世帯があることが確かめられた。このため、小規模の補完局として多摩市永山中継局とともにデジタル新局として設置されたのがこの中継局である。TOKYO MXについても、多摩局廃止で急遽追加置局された。

総務省関東総合通信局から2010年1月28日予備免許が交付され2月1日から試験放送を実施、3月26日に本免許が交付され、3月31日から本放送を開局した。東京都内のテレビ中継局としては最初のデジタル単独中継局となる。出力については当初300mWでの送信予定だったが、1Wでの送信に変更された。

2012年7月16日から全放送局で出力増力を実施し、放送エリアが横浜市青葉区及び都筑区方面に拡大される。なお、NHK・在京広域局とTOKYO MXで増力幅が異なる。[1]

送信施設概要

リモコンキーID 放送局 物理チャンネル 空中線電力 ERP 放送対象地域 放送区域内世帯数 開局日 ワンセグ局名
1 NHK東京総合 13ch 3W 8.5W 関東広域圏
(茨城県、栃木県及び群馬県を含まない)[2]
18万8579世帯 2010年3月31日 NHK携帯G・東京
2 NHK東京教育 15ch 全国 NHK携帯2
4 日本テレビ 36ch 7.9W 関東広域圏 日本テレビ
5 テレビ朝日 43ch テレビ朝日
6 TBSテレビ 39ch TBS
7 テレビ東京 44ch テレビ東京携帯
8 フジテレビジョン 41ch フジテレビ
9 TOKYO MX 34ch 2W 10.5W 東京都 13万1582世帯 MXワンセグ1

中継局置局住所

放送エリア

東京都
神奈川県

TOKYO MX を除く在京局

TOKYO MX (在京局とは異なり、厳密には放送対象地域外だがエリア内となる)

  • 横浜市・青葉区、川崎市・多摩区、宮前区、麻生区の各一部

関連項目

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