雁屋哲
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作品
漫画
- 男組(作画:池上遼一、1974年 - 1979年、週刊少年サンデー)
- 銀河戦士アポロン(作画:海堂りゅう、1975年、少年キング) - 宇宙戦争を題材としたSF漫画で、後にアニメ『UFO戦士ダイアポロン』の原案となるが、巨大ロボットは登場しない。未単行本化。
- 海商王(作画:かざま鋭二、1975年 - 1976年、週刊少年マガジン)
- 怪物球団(作画:制野秀一、1976年 - 1977年、コミックmagazine)
- 野望の王国(作画:由起賢二、1977年 - 1982年、週刊漫画ゴラク)
- 黒鍵(くろのキー)(作画:叶精作、1977年、ビッグコミックオリジナル) - 主人公の敵対組織[※ 6]の黒幕が超大物のある人物という、かなり過激な作品。
- 突き屋(作画:長谷川法世、1977年、週刊少年サンデー) - 『男組』休載時の連載作品。
- 人狼戦線(作画:田丸ようすけ、1978年、まんがドンキィ)
- 炎の超人メガロマン(作画:秋本シゲル、1979年、てれびくん) - 同タイトルのテレビ特撮番組のコミカライズだが、連載用の原作を新たに書き下ろしている。これはページの柱などに明記されていた。
- 男大空(作画:池上遼一、1980年 - 1982年、週刊少年サンデー)
- 男は天兵(作画:井上紀良、1981年 - 1983年、週刊ヤングジャンプ)
- 風の戦士ダン(作画:島本和彦、1982年 - 1986年、週刊少年サンデー増刊)
- 獅子たちの荒野(作画:由起賢二、1983年 - 1984年、週刊漫画ゴラク)
- 美味しんぼ(作画:花咲アキラ、1983年 - 、ビッグコミックスピリッツ) - 第32回(昭和61年度)小学館漫画賞受賞。
- スター・ステップス(作画:伊藤実、1983年 - 1986年、月刊コミコミ)
- ZINGY(作画:上條淳士、1984年、週刊少年サンデー)
- 首領(作画:伊賀一洋、1985年、日本文芸社ゴラクC)
- ザ・テラー(作画:村野守美、1986年 - 1988年、週刊サンケイ)
- 蝙蝠を撃て!(作画:シュガー佐藤、1997年 - 1998年、週刊金曜日) - 『ゴーマニズム宣言』の対極に位置する、雁屋的『ゴーマニズム宣言』といった趣の作品。『マンガ日本人と天皇』連載開始に伴い終了。
- マンガ日本人と天皇(作画:シュガー佐藤、1998年 - 2000年、週刊金曜日)
- 阿月田伸也名義
- ひとりぼっちのリン(作画:池上遼一、1972年、週刊少年マガジン) - デビュー作。共同原作。孤児となった主人公が血のにじむような努力の末、競輪選手となっていく過程を描いた熱血スポーツ漫画。
- 瀬叩龍名義
- 二匹のブル(作画:岩重孝、1986年 - 1988年、ビッグコミックスピリッツ) - 『美味しんぼ』との同時連載だったこともあり、別名義を使用している。
小説
- 『二千七百年の美味』角川書店、1993年9月。
アニメ・特撮
- UFO戦士ダイアポロン(エイケン、1976年) - ロボットアニメ物。『銀河戦士アポロン』が原案となっており、設定のいくつかが引き継がれているが、制作には関わっていない。
- メガロマン(東宝、1979年) - 特撮ヒーロー物。原作者として企画から関わっており、主題歌の作詞なども行っている。
エッセイ
- 『美味しんぼの食卓』角川書店、1987年7月。ISBN 4-04-883217-4。
- 『美味しんぼの食卓』角川書店〈角川文庫〉、1990年9月。ISBN 4-04-178301-1。
- 『美味しんぼ主義』角川書店、1989年3月。ISBN 4-04-883232-8。
- 『美味しんぼ主義』角川書店〈角川文庫〉、1992年5月。ISBN 4-04-178303-8。
- 『雁屋哲の美味しんぼ列島』日本放送出版協会、1989年6月。ISBN 4-14-008651-3。
- 『日本人の誇り 「金を惜しむな、名を惜しめ」の思想』飛鳥新社、1995年8月。ISBN 4-87031-227-1。
- 『美味しんぼ塾 「美味しんぼ」をもっと美味しくする特別講義』小学館〈マイファーストビッグブックス〉、2001年4月20日。ISBN 4-09-359381-7。
- 『美味しんぼ塾 2 食を愛する全ての人に贈る痛快講義』小学館〈マイファーストビッグブックス〉、2006年6月15日。ISBN 4-09-359382-5。
- 『シドニー子育て記 シュタイナー教育との出会い』遊幻舎、2008年11月。ISBN 978-4-9903019-3-4。
- 『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』遊幻舎、2010年6月。ISBN 978-4-9903019-5-8。
- 『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』遊幻舎、2015年1月。ISBN 978-4-9903019-8-9。
- 『魯山人と美味しんぼ』小学館、2016年12月。ISBN 978-4-0918770-6-2。
雁屋F名義
- 『スカトロピア』ブロンズ社、1972年
対談
- 雁屋哲、岸朝子『美味しんぼ食談』遊幻舎、2006年9月。ISBN 4-9903019-0-0。
注釈
- ^ 拳法などの武術を身につけていることが多い(一例として流全次郎の陳家太極拳)。ただし、『男組』以後の作品では実在する武術を劇画に登場させることは避けている(「神骨拳法」「暗黒拳法」などの架空の武術を創作している)。
- ^ ただし雁屋が島本のギャグを受け入れた事は、当の島本も含めて知られず、長年にわたって誤解されてきた。事実が判明したのは2009年3月19日の雁屋のブログにおいてである。
- ^ 有機農法の盲点を指摘した『美味しんぼ』第12巻「玄米vs白米」など。ただし、『美味しんぼ』第11巻「魚の醍醐味(後)」における「脳みそ」のように現在の知見に照らして避けるべきものが登場することもある。
- ^ 著名なものに、ビッグコミックスピリッツ誌2000年第42号に掲載された「はじめての卵」におけるものがある。これは主人公の山岡夫妻の子供(双子)に半熟卵と蜂蜜の離乳食を与えるという内容であったが、明らかに危険な内容(半熟卵はサルモネラ菌に感染し、卵アレルギーになる恐れがあり、蜂蜜に至ってはボツリヌス菌による乳児ボツリヌス症の危険性から、1歳児未満への摂取は禁忌とされている(1987年10月20日厚生省通達))であったため、読者からの抗議により2000年43号において謝罪する事態となった。
- ^ 「私は、金正日のしていることは許せないと言う思いを禁じ得ませんが、金正日による拉致問題を非難するのと、共和国の人間に厳しく当たるのとは話が違うと思います。」「日本と、朝鮮半島の歴史は、そもそも、大和朝廷・天皇一族が朝鮮から来たところから始まって、二千年以上続いている。」「その途中、秀吉のような誇大妄想狂が朝鮮に攻め入ったり、明治維新以後西欧化以外に自分たちの生きる道を見いだせなかった日本の指導者たちによる朝鮮の植民地化などが現在のKoreansの日本に対する反感・嫌悪を作りだした物だが、実は日本人は、朝鮮・韓国人が好きなのである。」などの記述がある。雁屋哲の美味しんぼ日記 2009年11月16日(月)
- ^ 主人公ジョルジュ・ダンテの親友の新聞社主大草がD資金(M資金の類似)を調査しようとしたところ、新聞社ごと爆破される。
出典
- ^ Kariya, 雁屋哲/Tetsu (2019年9月23日). “男組についてー2”. 雁屋哲の今日もまた. 2023年1月31日閲覧。
- ^ 大分旅行 | 雁屋哲の今日もまた
- ^ 楽しかった、そして地獄 | 雁屋哲の今日もまた
- ^ おら、日本さ来ただ | 雁屋哲の今日もまた
- ^ a b 雁屋哲の美味しんぼ日記 2009年11月29日(日)
- ^ 雁屋哲『美味しんぼ塾Ⅱ』小学館、2006年、218p。
- ^ 「現代用語の基礎知識」選 ユーキャン 新語・流行語大賞
- ^ 斎藤宣彦『マンガの遺伝子』176頁、講談社〈講談社現代新書)
- ^ “「美味しんぼ」作者、ブログでシー・シェパードと豪を猛批判”. MSN産経ニュース (産経新聞社). (2009年2月8日). オリジナルの2009年2月11日時点におけるアーカイブ。 2012年2月19日閲覧。
- ^ “【月刊正論8月号】 鼻血の「福島の真実」は問題作 美味しんぼ原作者の雁屋哲さん グルメ漫画で庶民を断罪して悦に入る? 中宮崇(6/7ページ)”. 産経新聞. (2017年7月2日) 2019年8月8日閲覧。
- ^ 中宮崇「シリーズ 第11回「雁屋哲」美味しんぼ原作者 日本虚人列伝」『正論』、産経新聞社、2017年8月、pp.126-127。
- ^ “【月刊正論8月号】 鼻血の「福島の真実」は問題作 美味しんぼ原作者の雁屋哲さん グルメ漫画で庶民を断罪して悦に入る? 中宮崇(7/7ページ)”. 産経新聞. (2017年7月2日) 2019年8月8日閲覧。
- ^ 中宮崇「シリーズ 第11回「雁屋哲」美味しんぼ原作者 日本虚人列伝」『正論』、産経新聞社、2017年8月、p.124。
- ^ “【月刊正論8月号】 鼻血の「福島の真実」は問題作 美味しんぼ原作者の雁屋哲さん グルメ漫画で庶民を断罪して悦に入る? 中宮崇(5/7ページ)”. 産経新聞. (2017年7月2日) 2019年8月8日閲覧。
- ^ 「超人気マンガ「マスターキートン」突如消えた不可解な理由」『週刊文春』 2005年5月26日
- ^ 「「美味しんぼ」雁屋哲の「北朝鮮」への異常な愛」(『週刊新潮』(2009年12月3日号))週刊新潮バックナンバー2009年12月3日号
- ^ a b 雁屋 哲公式ブログ「今日もまた」2014-04-09 つげ義春と私[1]
- ^ 中宮崇「シリーズ 第11回「雁屋哲」美味しんぼ原作者 日本虚人列伝」『正論』、産経新聞社、2017年8月、p.121。
- ^ “【月刊正論8月号】 鼻血の「福島の真実」は問題作 美味しんぼ原作者の雁屋哲さん グルメ漫画で庶民を断罪して悦に入る? 中宮崇(3/7ページ)”. 産経新聞. (2017年7月2日) 2019年8月8日閲覧。
固有名詞の分類
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