西田征史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 08:47 UTC 版)
にしだ まさふみ 西田 征史 | |
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プロフィール | |
誕生日 | 1975年5月22日 |
出身地 | ・東京都 |
血液型 | B型 |
主な作品 | |
テレビドラマ |
『ママさんバレーでつかまえて』 『怪物くん』 『妖怪人間ベム』 『実験刑事トトリ』 『とと姉ちゃん』 |
映画 |
『ガチ☆ボーイ』 『映画 怪物くん』 『映画 妖怪人間ベム』 『小野寺の弟・小野寺の姉』 『信長協奏曲』 |
アニメ | 『TIGER & BUNNY』 |
その他 | |
『シャキーン!』構成 |
来歴
学習院中・高等科に通っていたが、エスカレータ進学して就職する流れに違和感を覚え、その流れを変えるために1994年に高等科3年生でオーディション雑誌で募集を目にしたホリプロの芸人オーデションを受け合格[2][3]。同年に内海智(現株式会社ポニーキャニオン/映像プロデューサー)とお笑いコンビ「ガラパゴス」を結成。その後、同コンビ名にて数回の相方変更を経て、1995年に佐野忠宏とお笑いコンビ「ピテカンバブー」を結成するかたわら、大学に通いながら河野靖主宰の劇団「携帯万能カプセル」にて俳優としての活動も始めた[4]。しかし芸人としては売れず、出演していた番組でアシストをしていたが司会から突然何か面白いことを言ってほしいと言われたが対応できず、これ以降人前や舞台で口数が少なくなり[3]、大手事務所所属の肩書に満足して遊び呆ける生活で目標も決まらず売れないなら相方のせいかもしれないと思う自分にも嫌になり一人で責任を負う仕事をしたいと考え、ピン芸人にはなれないと物語を作ることが好きで笑いとテーマに漫才のネタより長い物語を考えてみようとする[5][3]。実家暮らしで遊ぶこともできたが月収10万円では発展性がないと24歳の1999年に解散し、芸人をやめる[4][3]。
2000年から、元々物語性の強い作品が好きだったこともあって舞台の脚本・演出を手がけるようになった。そして、かわのをとやと演劇ユニット「鼻ギター」を結成した[6]。漫才のネタ作りをしていたため脚本を練るのに苦労することはなかったが仕事が来ない日々が続いていた最中[5]、芸人時代に親交のあった小林賢太郎(ラーメンズ)の演劇作品に俳優として舞台に立っているときにプロデューサーの目に留まり、その繋がりで脚本のコンペティションを受けることとなり、映画『ガチ☆ボーイ』(2008年)の脚本に抜擢された[4]。
映画『ガチ☆ボーイ』では脚本のみならず、レフリー(ボラギノール日野)役で出演。更に小説『ガチ☆ボーイ』も執筆。
ドラマ『ロス:タイム:ライフ』では解説者役で声の出演。
NHK教育『シャキーン!』では番組の構成とマルチに活動の場を広げ、TBS金曜ドラマ『魔王』、日本テレビ系列『怪物くん』『妖怪人間ベム』などで連続ドラマ脚本を担当。
NHK総合ではシチュエーション・コメディ『ママさんバレーでつかまえて』の作・演出も手がけている。
2011年4月から放送の『TIGER & BUNNY』で初めてテレビアニメの脚本を担当。オリジナルストーリーを作り上げ、シリーズの構成と全話の脚本を担当している[4]。
日経エンタテインメントにて、「ヒットメーカー・オブ・ザ・イヤー2012」の準グランプリを受賞。2011年度における、映画『怪物くん』、テレビドラマ『妖怪人間ベム』、テレビアニメ『TIGER & BUNNY』のヒットが評価された。
2014年10月から月9ドラマ『信長協奏曲』の第1・2話の脚本を担当している。
2012年、初のオリジナル小説『小野寺の弟・小野寺の姉』を出版。この作品はのちの2013年に自ら舞台化、2014年には映画化され、自ら原作・脚本・監督をつとめ[7]、第39回報知映画賞・新人賞を受賞[8]。
2016年上半期の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の脚本を担当[9]。
人物
2歳上の兄がいたが西田が8歳のときに交通事故で急死[10]。西田家は割と堅い一家であったため芸人になることに反対されると思ったが父は認めてくれた[10]。20歳を過ぎてなぜ認めてくれたのか聞くと、人間はいつ人生が終わるか分からないもので息子でも型にはめず自由に生きてほしいと言われた[10]。
役者が脚本を解釈して個性を生かす芝居をしてほしいと脚本では動作を限定せず役者の考えが活きるようにし、セットの雰囲気を見る他は現場へは行かないことにしている[5]。
- ^ Queen-Bによるプロフィール
- ^ 仕事を選ぶ 先輩が語る働く現場64 59ページ 朝日ウイークリー編集部 朝日学生新聞社 2014年
- ^ a b c d 『とと姉ちゃん』脚本家語る「月収10万円」芸人生活の過去 | 女性自身
- ^ a b c d 西田征史『日経エンターテインメント』2012年4月号、日経BP、2012年、雑誌07183-4, 127頁
- ^ a b c 仕事を選ぶ 先輩が語る働く現場64 58ページ
- ^ “公式ウェブサイト”. 2023年12月10日閲覧。
- ^ 「初監督は僕にとっては“責任を負うことができる”という喜び」 向井理&片桐はいり主演の映画『小野寺の弟・小野寺の姉』 西田征史監督インタビュー(2014年10月29日)、ぴあ関西版WEB、2016年4月17日閲覧。
- ^ “報知映画賞 歴代受賞一覧”. スポーツ報知 2016年4月17日閲覧。
- ^ a b “NHK来春朝ドラ『とと姉ちゃん』に決定 “中身はオヤジ”のヒロイン”. ORICON (2015年6月26日). 2015年6月26日閲覧。
- ^ a b c 『とと姉ちゃん』脚本家が明かした「兄の事故死と父の言葉」 | 女性自身
- ^ “TIGER & BUNNY:作品情報”. アニメハック. 2020年8月16日閲覧。
- ^ “STAFF&CAST”. TVアニメ『テスラノート』公式サイト. 2021年4月7日閲覧。
- ^ a b “西田征史が「泥棒役者」をリライト&映画化、主演・丸山隆平は4役に挑戦”. ステージナタリー. (2017年1月18日) 2017年1月18日閲覧。
固有名詞の分類
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