志賀高原 交通機関

志賀高原

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/03 01:04 UTC 版)

交通機関

索道

夏季を中心に営業するリフト(過去に営業していたものを含む)は以下のとおりである(スキーシーズンのみ営業の索道は除く)。

  • 志賀高原ロープウェイ(2011年廃止)
  • 高天ヶ原線(シングルリフト)(2011年廃止)
  • 東館山ゴンドラリフト
  • 高天ヶ原サマーリフト(スキーシーズン名称:高天ヶ原クワッドリフト。夏季は二人乗り。)
  • 夏熊サマーリフト(スキーシーズン名称:熊の湯第3クワッドリフト)
  • 横手山スカイレーター(夏季のみ)
  • 横手山スカイリフト(スキーシーズン名称:横手山第3スカイリフト)
  • 前山ペアリフト(夏季のみ)
  • 渋峠ロマンスリフト
  • 奥志賀高原ゴンドラリフト(8月、体育の日前後)

また、環境省は夏季の運輸施設として次の索道を指定(予定)している。

  • 志賀高原前山索道運送施設(前山ペアリフト)
  • 丸池発哺索道運送施設
  • 横手山索道運送施設(横手山第1・2・3スカイリフト)
  • 一の瀬索道運送施設(一ノ瀬ファミリークワッドリフト)・・・路線距離1.5km。最大輸送量3000人/時。
  • 奥志賀高原運輸施設(奥志賀高原ゴンドラリフト)・・・路線距離2.0km。最大輸送量1800人/時。
  • 焼額山運輸施設(焼額山第2ゴンドラリフト)・・・路線距離2.5km。最大輸送量3000人/時。
  • 熊の湯運輸施設(熊の湯第3クワッドリフト)・・・路線距離1.5km。最大輸送量3000人/時。
  • 上ノ平毛無山索道運送施設(やまびこ第2フォー)

バス

アクセス

長野オリンピック開催時に、道路鉄道が整備されたため、以前よりアクセスは容易になった。

道路

  • 国道292号(志賀草津道路/志賀草津高原道路 もしくは志賀草津ルート、志賀草津高原ルートとも呼ばれる)
    • 群馬県境にある渋峠(2172メートル)は国道最高所である。熊の湯地区の陽坂ゲートから東は、11月上旬頃から翌年4月下旬頃まで通行止めになる。東は万座温泉草津温泉長野原町へ、西は湯田中渋温泉郷上信越自動車道信州中野ICがある中野市飯山市へ通ずる。
    • 国道292号線渋峠付近の交通事情
      • 渋峠付近は冬季通行止めとなるため、スキーシーズン中は群馬県側からのアクセスは不可。
      • 2018年1月23日に噴火した草津白根山の影響により、群馬県側の殺生河原駐車場(群馬県吾妻郡草津町) - 万座三差路(群馬県吾妻郡 嬬恋村)の8.5kmの区間が夜間通行止(17時 - 翌日8時)。
      • 2018年9月21日、草津白根山の噴火レベルが2から1に引き下げられたことを受けて一旦は29日から全面通行解除となる予定であったが、前日の28日再び火山性微動が増加し再び噴火レベルが2に引き上げられたことから全面通行解除は見送られ全面通行止めとなった。
      • このように草津白根山の不安定な状態が続いているため、通行を検討する際は最新情報を確認する必要がある。
      • ゴールデンウィークなどの連休中は、しばしば渋滞を引き起こす。スキーシーズンの連休期間などは、激しい渋滞とともに急坂・急カーブを伴う山道のうえ、慣れない雪道を運転する者が多いためか、追突事故が多い。
  • 国道405号
    • 新潟県の津南方面から南下して上信越高原国立公園の入口となる切明温泉まで整備されている。計画では中津川をさらに上流まで南下して水源となる群馬県の野反湖にて群馬県側の国道405号に接続する予定である。
    • 切明温泉からは林道秋山線(通称:秋山林道または雑魚川林道)にて長野県道502号奥志賀公園栄線に接続する。
  • 長野県道66号豊野南志賀公園線
    • 長野市豊野を起点として小布施から山田牧場を経由して笠越を結ぶ県道。笠越で国道292号に接続する。冬期は山田牧場から笠ヶ岳山麓間は通行止めとなる。
  • 長野県道471号奥志賀公園線
  • 長野県道502号奥志賀公園栄線
    • 奥志賀高原からカヤノ平、野沢温泉、栄村を結ぶ県道。俗に奥志賀スーパー林道と呼ばれる。11月上旬から4月下旬まで、全線通行止めとなる。
  • 林道金倉竜王線
    • 湯田中温泉街から金倉林道で、あるいは、竜王スキーパークの麓付近から倉下林道で、竜王山方面を目指し合流する三叉路にて本林道を経由して一ノ瀬ダイヤモンドスキー場に隣接したパノラマパーキング駐車場に至る。
  • 林道丸山中津川線(丸山林道)
    • 国道403号線の山ノ内町大字夜間瀬字須賀川付近から林道土橋白沢線に入り、本林道起点から白沢川沿いを通り、剣沢ダム入口、奥志賀高原牧場入口を経由して長野県道502号奥志賀公園栄線に合流する。
  • 北志賀林道
    • 山ノ内町大字夜間瀬竜王スキーパークの麓付近からから北に進み、林道丸山中津川線との分岐点から白沢川を渡り、高標山の西麓を経由してカヤの平にて林道清水平線に合流する。一般車両通行止めのため徒歩でのみ通行可。
  • 林道清水平線
    • 国道403号線の木島平村大字上木島字糠塚(山ノ内町との町界付近)から概ね日向入川に沿いカヤノ平牧場を経由して長野県道502号奥志賀公園栄線に至る。
  • 林道馬曲(まぐせ)鳥甲線
    • 国道403号線の木島平村大字上木島字往郷(馬曲温泉付近)から城蔵山の北麓を東進して木島山北西麓にて長野県道502号奥志賀公園栄線に接続する。県道502号を斜めに横断して下水内郡栄村大字堺五宝木に至る計画であるが未整備区間が残る。
  • 極野(にての)林道
    • 国道117号線の逆巻交差点から分岐する長野県道509号線の極野集落を起点とする林道で、北野側、ムジナ沢に沿い、長野県道502号奥志賀公園栄線に至る。一般車両通行止めのため徒歩でのみ通行可。

鉄道

バス

  • 湯田中駅から奥志賀高原までと、途中蓮池から分岐しほたる温泉の硯川を経て白根火山まで、長電バスが路線バスを運行している。さらに白根火山から草津温泉または万座温泉を経て、長野原草津口駅および軽井沢駅まで、JRバス関東西武観光バス草軽交通が路線バスを運行している。このうち、硯川から白根火山および、白根火山から草津温泉または万座温泉は、渋峠付近の道路が通行止めになるため、冬季は運休である。
  • 長野駅・飯山駅から長電バスが急行バスを運行している。
  • スキーシーズン中は、長電バスの路線バスが一部の時間帯に志賀高原エリア内においてスキーシャトルバスとして運行され、無料で乗車することができる。かつては志賀高原スキー場共通リフト券(ICチケットに限る)所持者で、乗車時点で有効のものであれば、そのリフト券で乗車することができるというものであった。
  • 冬には、首都圏などから、直行バス(いわゆるスキーバス)が運行される。
  • 新潟県津南方面からは南越後観光バスの路線バスの津南・反里口・見玉線の見玉から秋山郷線(デマンドバス)が切明まで運行している。

徒歩

  • 上信越国立公園の志賀高原地区に地区外からアプローチできる歩道(登山道)は次のとおりである。
    • 国道405号線の小赤沢集落(長野県下水内郡栄村大字堺字小赤沢)から屋敷温泉、屋敷山尾根(標高1542.8mの三角点)を経由して鳥甲山(標高2037.7m)に至る登山道がある。山頂ではムジナ平に下る鳥甲山登山線道路に接続する。
    • 国道405号線の野反ダム(群馬県吾妻郡中之条町大字入山)から、高沢山(標高1906m)を経由して大高山(標高2079.6m)に至る登山道がある。野反ダムには切明温泉や苗場山(標高2145.2m)から、高沢山には尻焼温泉から、それぞれアクセスできる。
    • 尻焼温泉から、一ツ石(標高1825m)を経由して、オッタテ峠(標高1853m)に至る登山道がある。稜線を東進すれば大高山へ、西進すれば赤石山(標高2109m)に到達できる。
    • 草津温泉から、常布ノ滝大平湿原(標高1608m)、芳ヶ平(ヒュッテ付近の標高1832m)を経由して渋峠(標高2152m)に至る登山道がある。大平湿原までは尻焼温泉から、芳ヶ平までは国道292号線の草津白根レストハウス付近からの車道(一般車進入禁止)から、それぞれアクセスできる。
    • 上林温泉から、安南平(旧安南平スキー場)を経由して笠ヶ岳(標高2079.5m)に至る登山道がある。但し長年未整備のため、通行は困難を極める。
    • 竜王スキーパークの麓から竜王ロープウェイ山頂駅を経由して竜王山(標高1935m)に至る登山道がある。山頂からは焼額山(標高2011m)への遊歩道が整備されている。

その他

  • 奥志賀高原のホテルグランフェニックスにはほぼ毎年、天皇陛下が訪れている。
  • 地籍について、正式には山ノ内町平穏7148番地(国道292号沿い)および平穏7149番地(長野県道471号奥志賀公園線沿いの志賀高原プリンスホテル南館以南)の公簿面積575.5haで、志賀高原のほとんどのエリアを占める。焼額山および奥志賀高原地区(公簿面積459ha)は、山ノ内町夜間瀬になる。渋峠スキー場の一部は、群馬県吾妻郡中之条町である。
  • 一般財団法人和合会は志賀高原のうち志賀山を中心とする大字平穏の地番7148および7149の所有権を有し入会地として管理している[18]。また、一般財団法人共益会は焼額山を中心とする大字夜間瀬の一部を所有し入会地として管理している。奥志賀高原地区は山ノ内村の村有地となっている。開発が白紙となった岩菅山一帯(847.5ha)は和合会と共益会の共有地として両者で入会地として管理している。



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