富士通クライアントコンピューティング 富士通クライアントコンピューティングの概要

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富士通クライアントコンピューティング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/03 07:17 UTC 版)

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富士通クライアントコンピューティング
株式会社
FUJITSU CLIENT COMPUTING LIMITED
種類 株式会社
略称 FCCL
本社所在地 日本
211-0058
神奈川県川崎市幸区鹿島田1丁目1番2号
新川崎三井ビルディング(ウエストタワー)
設立 2016年2月1日
業種 電気機器
法人番号 3020001114711
事業内容 ノートPC、デスクトップPC等の研究、開発、設計、製造 、販売、企画、および保守・修理サポート
代表者 大隈健史(代表取締役社長)
資本金 4億円
売上高 2824億8000万円
(2023年3月期)[1]
営業利益 208億6300万円
(2023年3月期)[1]
経常利益 196億0600万円
(2023年3月期)[1]
純利益 142億1200万円
(2023年3月期)[1]
純資産 780億5600万円
(2023年3月期)[1]
総資産 1463億3400万円
(2023年3月期)[1]
従業員数 1,080人
(2021年4月現在)
決算期 3月末日
主要株主 Lenovo International 51%
富士通 44%
日本政策投資銀行 5%
主要子会社 島根富士通
FCCL GmbH
関係する人物 吉村萬治郎
山本卓眞
池田敏雄
秋草直之
外部リンク www.fujitsu.com/jp/group/fccl/
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概要

2015年10月29日富士通が同社のPC事業ならびに携帯電話事業の体制変更を発表し[3]2015年12月24日には分社化について公表した[4]

2016年2月1日、富士通クライアントコンピューティング株式会社として発足。

2017年11月2日、富士通とレノボは同社の株式の51%をレノボが取得し、44%を富士通、5%を日本政策投資銀行が保有することで合意したと正式発表した[5][6]。また、開発や製造の拠点は閉鎖せず、同じくレノボに買収されたNECLAVIEと同様に富士通ブランド(FMV)を維持することになった[7]。この株式譲渡は2018年5月2日に完了した[8]

2018年1月16日、個人向けのPCの全てに「ふくまろ」という名の独自AIを搭載することを発表[9]。また、エッジコンピューティングやAIの開発にも取り組むとしている[10]

行政処分

2023年6月23日、販売実績が無い価格と比較して、値引きしたようにウェブサイトで表示してパソコンを販売していたなどとして、消費者庁から景品表示法違反(有利誤認)で再発防止などを求める措置命令を受けた。

同庁によると、同社は自社ウェブサイトで販売しているノートパソコン「LIFEBOOK」15商品について、「キャンペーン価格」として「WEB価格18万7880円を14万8425円」などと表示。しかし、同庁が調べたところ、この「WEB価格」は販売実績が全く無いものだった。また値引きの期間について、日時を限定したように表示していたが、実際は期限を過ぎても、ほぼ同じ価格で販売を継続していた[11][12]


  1. ^ a b c d e f 富士通クライアントコンピューティング株式会社 第8期決算公告
  2. ^ “富士通のPC事業、レノボ傘下後もMade in Japanを貫く--新生FCCL“DAY 1”の誓い” (日本語). CNET Japan. (2018年5月16日). https://japan.cnet.com/article/35119267/ 2018年5月23日閲覧。 
  3. ^ “ユビキタスビジネスの体質強化について”. 富士通. (2015年10月29日). http://pr.fujitsu.com/jp/news/2015/10/29.html 2017年12月8日閲覧。 
  4. ^ “会社分割(簡易新設分割)による子会社設立に関するお知らせ”. 富士通. (2015年12月24日). http://pr.fujitsu.com/jp/news/2015/12/24.html 2017年12月8日閲覧。 
  5. ^ “富士通とレノボおよび日本政策投資銀行がPC事業の合弁会社を設立”. 富士通. (2017年11月2日). http://pr.fujitsu.com/jp/news/2017/11/2.html 2017年11月3日閲覧。 
  6. ^ “富士通とレノボおよび日本政策投資銀行がPC事業の合弁会社を設立”. Lenovo. (2017年11月2日). https://www3.lenovo.com/jp/ja/news/article/2017-11-02 2017年11月3日閲覧。 
  7. ^ “Lenovoが富士通のPC事業を支配下に。FMVブランドはNECに加え継続”. PC Watch. (2017年11月2日). https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1089708.html 2018年3月6日閲覧。 
  8. ^ 联想集团日前已完成收购FCCL 51%股份”. cnBeta (2018年5月4日). 2018年5月11日閲覧。
  9. ^ “富士通PC、全機種に独自AI搭載 国内の個人向け”. 朝日新聞. (2018年1月17日). https://www.asahi.com/articles/ASL1J46DLL1JULFA00H.html 2018年3月6日閲覧。 
  10. ^ “富士通・レノボ、データ解析機器 「脱パソコン」急ぐ”. 日本経済新聞. (2018年5月16日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30587060W8A510C1TJ1000/ 2018年5月19日閲覧。 
  11. ^ “パソコン価格を不当表示 販売会社に措置命令―消費者庁”. 時事通信. (2023年6月23日). https://www.jiji.com/amp/article?k=2023062300988 2023年6月24日閲覧。 
  12. ^ “値引きしたよう表示しPC販売 再発防止など措置命令 消費者庁”. NHK. (2023年6月23日). https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230623/amp/k10014107781000.html 2023年6月24日閲覧。 


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