名創優品 名創優品の概要

名創優品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/07 02:20 UTC 版)

株式会社名創優品産業
MINISO INDUSTRIES CO.,LTD.
種類 株式会社
市場情報 NYSEMNSO
SEHK9896
本社所在地 中国広東省広州
本店所在地 104-0061
日本東京都中央区銀座6-13-7 新保ビル401
設立 2013年9月
業種 小売業
法人番号 3011001096858
事業内容 小売業
代表者 代表取締役 岸暁莉
外部リンク http://www.miniso.cn/JPN/Home
特記事項:※ケイマン籍の持株会社が上場。
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名創優品
各種表記
繁体字 名創優品
簡体字 名创优品
拼音 Míngchuàng Yōupǐn
日本語読み: めいそうゆうひん
英文 MINISO
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概要

名創優品
名創優品 高田馬場店

ユニクロ無印良品ダイソーが販売するような、アイディアに富む各種製品を低価格(主に中国では10、日本では200円)で販売している。中国では郊外への出店が多いことから、日本製品への信頼を寄せる出稼ぎ労働者などの低所得層をターゲットにしたものと考えられている。

ロゴマークは、赤文字で「MINISO」と横書きされたタイプと、正方形に持ち手の付いたデザインのタイプがあり、後者はさらに「MINISO 名創優品」と表記されているものと「メイソウ」と表記されているものの2種類が存在する。ただし、日本では「メイソウ」タイプのロゴマークは商標登録されておらず、店頭看板では使用されていない。

株式会社名創優品産業の現在の本社は東京都中央区銀座に置かれている。過去には、商品のタグにより「渋谷区神社前(設立者によれば神宮前の誤り[1])」や「目黒区原町」を表示している場合があった。中国側の運営は株式会社葆揚(葆扬)が担っているとされる[2]

かつては公式ウェブサイトに記載されていた日本語の文章がおかしいと日中のネットユーザーに揶揄され、日本に実店舗がないことなどを『とくダネ!』で批判されていたが[1]、名創優品が誤った日本語の記載等を謝罪し[2]、日本での実店舗進出とあわせて国内でのイメージ改善にも力を入れている。また、創業初期に行っていた「日本発」のイメージ戦略も行わなくなっている。

沿革

2013年9月、日本で株式会社名創優品産業が設立登記され[3]、同月中国、広州市に1号店を開店した[4]。2020年10月、ケイマン諸島に設立した持株会社・MINISO Group Holdingsがニューヨーク証券取引所に上場した[5]

設立当初、創設者はデザイナーでもある三宅順也とされていた。三宅は2015年まで日本法人の代表取締役だった。文化服装学院を卒業し、デザイナーとしてイベントやポスターにも顔を出している。但し後述の通り三宅本人により実際の経営に三宅がかかわっていないことが話されている。後年になって、中国のファッション雑貨販売店「哎呀呀」の代表でもあった[1]葉国富が「グローバル共同創始者」として名を連ねるようになり、2022年時点で公式サイトでは葉国富が単独で創設者として紹介され、三宅順也はデザイナーとして紹介されている(中国版サイトでは表記されていない)。

マーケティング

かつては店内の至る箇所に「100%日本品質・日本品牌(「日本ブランド」の意)」の掲示がされており、日本発であることや日本産であることを前面に押し出したマーケティングを行っていたが、実態と事実が乖離しているということで、これらの掲示は全て外された。

ただし、南アメリカ諸国のように、日本企業と誤認して、日本ブランドとして信頼して利用する消費者は多い[6]。実際、2019年南米ウルグアイに進出したが、ウルグアイメディアのInfoNegocios Uruguayは「La tienda japonesa de artículos y decoración, Miniso, planta bandera en Uruguay(日本のホームファニシングストア名創優品がウルグアイに進出)」という記事で、「日本の装飾品店名創優品がウルグアイに旗艦店をオープンする」「日本企業名創優品がウルグアイに上陸」「名創優品は日本とノルウェーのデザインを特徴」「Martín Grossディレクターにインタビューを行い、日本企業がウルグアイを選んだ理由を聞いた」と報道している[7]

設立者の三宅は日経ビジネスオンラインの取材に対して「メイソウは中国資本、経営も中国で行われていること」「(破綻した日本語について)商品をチェックしたことがないこと」を話している。なお、ウェブサイトでは「80%以上の商品は日本、韓国、中国、シンガポールマレーシア他の国で生産された」と記されている。

ダイソーっぽくてユニクロ風味、それでいて無印良品[8]と評されるように、メイソウのブランディングにはこの三社の影響が強く出ていると考えられている。

その一方でノルウェー人のデザイナーを起用したり、「グローバルブランドアンバサダー」として王一博を起用するなど、「脱・日本ブランド」への動きも見られたが、2022年7月にスペインの店舗でチャイナドレスを着たディズニープリンセスの人形を「(日本の)芸者」と紹介したことが中国のメディアで報道されると名創優品への批判が強まった。また、パナマでも本企業の代理店が「名創優品は日本発の企業」とSNS上にて説明していたことも発覚した[9][10][11]

これらを受けて、名創優品は微博上に謝罪文を掲載し、2023年3月までに全世界の店舗で店内のデザインや商品の表記を見直し、日本に関する要素を排除することを表明した[9][10][11]


  1. ^ a b c 「山寨式」商法の勝利 謎の生活雑貨ストア「メイソウ」(日経ビジネスオンライン、2014年5月7日)
  2. ^ a b MINISO お客様、関係者の皆様へ
  3. ^ a b 衝撃!あの人気雑貨屋が平壌に出店していた”. 東洋経済オンライン (2017年6月20日). 2018年2月18日閲覧。
  4. ^ 大炎上「メイソウ」行ってみた、日本、中国から批判殺到のパクリ店。”. narinari.com (2014年4月26日). 2018年2月18日閲覧。
  5. ^ ユニクロと無印良品を模倣した中国「MINISO」が上場、600億円調達へ”. Forbes Japan (2020年10月15日). 2020年10月19日閲覧。
  6. ^ 【ヒットの地球儀】南米、雑貨店「メイソウ」急増/「日本ブランド」現地人信頼『日経産業新聞』2019年7月22日(グローバル面)。
  7. ^ “La tienda japonesa de artículos y decoración, Miniso, planta bandera en Uruguay”. InfoNegocios Uruguay. (2019年6月25日). オリジナルの2019年6月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190628075123/https://infonegocios.biz/plus/la-tienda-japonesa-de-articulos-y-decoracion-miniso-planta-bandera-en-uruguay 
  8. ^ 【メイソウ】中国の「偽ダイソー」「パクリ無印良品」と呼ばれる雑貨店『メイソウ(名創優品)』が日本旗艦店をオープンさせたので行ってみたロケットニュース24、2014年9月26日)
  9. ^ a b 中国発雑貨大手「名創優品」、チャイナドレスを「芸者」の衣装と誤表記で謝罪”. 36Kr Japan (2022年8月14日). 2022年8月26日閲覧。
  10. ^ a b 致歉声明”. 微博(名创优品) (2022年8月18日). 2022年8月22日閲覧。
  11. ^ a b “中国雑貨店メイソウ、「日本風」を謝罪 強まる反日機運”. 日本経済新聞. (2022年8月20日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM2009D020082022000000/ 2022年8月22日閲覧。 
  12. ^ a b Form DRS/A Miniso Group Holding Ltd Draft Registration Statement”. アメリカ証券取引委員会 (2020年9月11日). 2020年10月19日閲覧。
  13. ^ 【閉店】池袋西口の雑貨店「MINISO」9月24日閉店”. リビング東京web (2018年9月26日). 2019年6月17日閲覧。
  14. ^ 8/3(金)【MINISO】オープン”. イオンモールいわき小名浜 (2018年7月19日). 2018年8月6日閲覧。
  15. ^ 8月30日(木)、グランドモール3Fに MINISO がオープン!”. イオンモール幕張新都心 (2018年8月23日). 2018年9月19日閲覧。
  16. ^ a b “「東京に本社」の日用雑貨チェーン、平壌店オープンで国連調査 「ぜいたく品」抵触の恐れ…実質的には中国経営”. 産経新聞. (2018年2月6日). https://www.sankei.com/article/20180206-6GWO76UFQZOITPEOATK5DTQSW4/ 2018年2月18日閲覧。 
  17. ^ 平壌の「MINISO」が突如ブランドを変えていた”. 東洋経済オンライン (2017年8月30日). 2018年2月18日閲覧。
  18. ^ “平壌の元ミニソウが進化となり観光客もショッピングできるように”. コリアワールドタイムズ. (2019年1月1日). https://www.koreaworldtimes.com/topics/news/5018/ 2020年9月25日閲覧。 


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