南阿蘇鉄道高森線
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歴史
豊肥本線の前身である宮地線の支線として開業した。改正鉄道敷設法で「熊本県高森ヨリ宮崎県三田井ヲ経テ延岡ニ至ル鉄道」として定められ、高森駅から三田井(高千穂)を経て延岡までの延伸が計画されていたが、宮崎県側の高千穂 - 延岡間が高千穂線(後の高千穂鉄道高千穂線)として開業したのにとどまり、高森 - 高千穂間の建設はトンネル掘削中の異常出水事故により中断、1980年凍結された。完成していた一部のトンネルや高架橋は1998年までに解体された(高森 - 高千穂間の詳細は高千穂鉄道高千穂線「未開業区間」の項を参照)。
- 1928年(昭和3年)
- 1981年(昭和56年)9月1日 第1次特定地方交通線として廃止承認
- 1984年(昭和59年)
- 1986年(昭和61年)
- 1992年(平成4年)4月1日 南阿蘇水の生まれる里白水高原駅を開業(日本一長い駅名)
- 1993年(平成5年)8月1日 阿蘇下田駅を阿蘇下田城ふれあい温泉駅に改称
- 2012年(平成24年)3月17日 阿蘇白川 - 見晴台間に白川水源の最寄となる南阿蘇白川水源駅を開業[29][30]。
- 2016年(平成28年)
- 2018年(平成30年)3月3日 熊本地震からの災害復旧工事(立野 - 長陽間、犀角山工区)着工。当該区間にある犀角山トンネルをなくして線路を復旧予定[33]。
- 2023年(令和5年)
注釈
出典
- ^ a b c d e f 『鉄道ジャーナル』第21巻第10号、鉄道ジャーナル社、1987年8月、94-97頁。
- ^ a b 鉄道事故調査報告書 (PDF) - 運輸安全委員会
- ^ 現在日本最長のトレッスル橋は旧国道4号の青岩橋 (189.0m) である。
- ^ a b 草町義和. “南阿蘇鉄道の全線復旧は「5年程度」「65億円」…国交省が試算”. レスポンス. イード. 2017年4月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月17日閲覧。
- ^ a b 南阿蘇鉄道が一部再開 全線復旧のめどは立たず - 朝日新聞デジタル、2016年7月31日
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- ^ a b 『南阿蘇鉄道の鉄道施設災害復旧調査に関する報告書の公表について』(PDF)(プレスリリース)国土交通省、2017年4月16日。 オリジナルの2017年4月17日時点におけるアーカイブ 。2017年4月17日閲覧。
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- ^ “南阿蘇鉄道、23年夏に復旧 全線再開、熊本地震で被災”. 共同通信. 共同通信社. (2019年11月13日). オリジナルの2019年12月17日時点におけるアーカイブ。
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- ^ “当初予算案9030億円 県政史上最大規模 半導体関連に重点投資:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2022年3月11日閲覧。
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- ^ “熊本空港アクセス鉄道整備ルートで合意 大手半導体TSMC進出受け:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2022年11月29日). 2023年5月10日閲覧。
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- ^ a b c “「7・15全線再開」南阿蘇鉄道が正式発表 熊本地震被災から7年3カ月ぶり完全復旧”. 熊本日日新聞. (2023年2月4日) 2023年2月19日閲覧。
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- ^ “南阿蘇鉄道高森線全線開通後時刻表” (PDF). 南阿蘇鉄道. 2023年7月16日閲覧。
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- ^ 南阿蘇白川水源駅開業祭 - 南阿蘇村観光協会、2012年2月25日閲覧。
- ^ 『JTB時刻表』2012年3月号
- ^ “南阿蘇鉄道中松〜高森間、7/31運転再開! 熊本地震から復旧、トロッコ列車も”. マイナビニュース. (2016年7月21日) 2016年7月21日閲覧。
- ^ “南阿蘇鉄道災害復旧工事(犀角山工区)安全祈願祭・着工式を行いました。” (2018年3月6日). 2018年5月27日閲覧。
- ^ “南阿蘇鉄道が上下分離方式に 国認定、来月移行”. 読売新聞オンライン. (2023年3月11日) 2023年4月3日閲覧。
- ^ 『南阿蘇鉄道の鉄道事業再構築実施計画の認定について』(PDF)(プレスリリース)国土交通省九州運輸局、2023年3月10日 。2023年4月3日閲覧。
固有名詞の分類
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