上小田井駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/19 23:13 UTC 版)
駅構造
島式ホーム2面4線を有する高架駅。ホームは地下鉄車両(20 m車)8両まで対応している。外側2線に名鉄名古屋方面発着の列車、内側2線に鶴舞線発着の列車が発着する。なお、鶴舞線内折り返し列車は2番線に到着後引上線で折り返し、改めて3番線に入線する。なお、この引上線は配線上名鉄名古屋方面からの出入りは不可能であり、地下鉄専用である。そのため、信号設備がATC型となっている。鶴舞線は終点の赤池駅を含めたほとんどが地下区間であるが、当駅を出てから高架を下り、トンネルに入るまでの約300mの区間のみ地上区間となっている。
発車案内は名鉄タイプのLED式2段表示(2015年(平成27年)2月22日更新)で、地下鉄用のものは誤乗を避けるため全列車行先の欄に「地下鉄(経由)」と表示され、「この電車は、名古屋、金山方面にはまいりません。」という注意説明が流れる。また、注意を促すために3・4番線には「3番線地下鉄赤池方面」、「4番線名鉄名古屋方面」と書かれた看板も設置している。(ちなみに地下鉄を利用しても丸の内駅か伏見駅か鶴舞駅(JR中央本線利用)で乗り換えれば名古屋駅へ、上前津駅か八事駅か鶴舞駅(JR中央本線利用)で乗り換えれば金山駅へと、名古屋の中心部に行くことができるので、当駅以南の名鉄線運休に伴う振り替え輸送のときにはそのルートが使われる)。
2・3番線側にある駅名標は名鉄の形式に水色の横線を配し、次の駅名(西春・庄内緑地公園)と駅番号を記載した地下鉄鶴舞線仕様となっている。
豊橋駅や弥富駅とは異なり、ホーム上を含めた改札内に中間改札や乗り換え用manaca簡易改札機などはない。
名鉄犬山線と地下鉄鶴舞線は接続待ちを行っていないため、列車が遅延した場合(特に朝ラッシュ時)、接続時間によっては乗り換えできない場合が多い。
当駅ではmanacaが利用でき、名鉄の乗車券確認システムが導入されている。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | IY 名鉄犬山線 | 下り | 岩倉・犬山方面[8][9] | 名鉄名古屋方面から |
2 | 地下鉄鶴舞線から(一部当駅止まり) | |||
3 | 地下鉄鶴舞線 | - | 伏見・赤池・豊田市方面[9] | |
4 | IY 名鉄犬山線 | 上り | 名鉄名古屋・金山方面[8] |
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2・3番線(鶴舞線および直通列車発着ホーム)
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2番線の駅名標。配色が鶴舞線仕様になっている。
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4番線の駅名標(純名鉄仕様)。
駅構内施設
改札口
- 南口、北口の2ヶ所。
- ホームの階段位置
- 南口、北口ともにホームの端の方にある。
- 自動券売機(北改札口、南改札口とも、名鉄線用1台、地下鉄線用2台)
- 自動改札機はあるが自動精算機がないので、精算や改札内でのmanacaへのチャージは窓口で行う。ミューチケットは窓口のほか、名鉄線のタッチパネル式の自動券売機でも発売される(2021年(令和3年)3月より)。
- 当駅は上飯田駅と同様に名古屋鉄道が管轄しているため名古屋市交通局の一日乗車券などは自動券売機で当日券のみ発売。manacaも窓口では名鉄仕様のもの(株式会社エムアイシー発行版)のみ発売される(名古屋市交通局仕様のmanacaは無記名式のみ自動券売機で購入可能)。
- 当駅は名鉄管轄駅であるため出札口で市交通局(地下鉄・市バスとも)のみの定期乗車券や地下鉄線から各他社鉄道線への連絡定期券は購入できず(名鉄線から地下鉄線への連絡定期券は購入可能)、それらは庄内緑地公園駅や庄内通駅など(当駅と同じく共同使用駅ながら、市交通局管轄の赤池駅を含む)で購入することになる(市交通局の自動券売機で一部の定期乗車券を購入することは可能)。
バリアフリー設備
- エスカレーター(南口・北口)
- エレベーター(南口)
トイレ
- 改札口前(南口・北口とも)
その他
- 自動販売機
- 各ホーム上。
- 売店
- なし。ただし、南口改札の隣にコンビニエンスストア(ファミリーマート)がある(銀行ATMあり)。
- 2005年(平成17年)1月29日より、全面禁煙となった(他の名鉄各駅と同じ)。
配線図
↑ ■ 名鉄犬山線 名古屋駅方面 ↑■ TKJ城北線 枇杷島方面 |
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← 地下鉄鶴舞線 赤池方面 |
→ 名鉄犬山線 岩倉・犬山方面 |
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↓ TKJ城北線 勝川方面 |
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凡例 出典:[10]、[11] |
- ^ “令和4年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2023年7月1日閲覧。
- ^ “交通広告メディアガイド2021年版” (PDF). 名古屋市交通局. 2021年4月4日閲覧。
- ^ a b 『中日新聞』1989年12月2日朝刊愛知県内総合版17頁「【愛知県】JR瀬戸線工事施行認可申請 手放しでは喜べぬ 春日井市 勝川駅前再開発に“課題” 小田井総合駅具体化へ弾み 名古屋市は歓迎」(中日新聞社)
- ^ a b 『名古屋プロジェクト診断2010〜名古屋のまちづくりを振り返る〜』(PDF)財団法人 名古屋都市センター、 日本:愛知県名古屋市中区金山町一丁目1番1号、2010年3月。 オリジナルの2020年11月22日時点におけるアーカイブ 。2020年11月22日閲覧。
- ^ a b 『中日新聞』1989年11月9日夕刊一面1頁「地下鉄鶴舞線、名鉄犬山線、JR瀬戸線 小田井総合駅実現へ動く JRも参加 名古屋市が調査委発足」(中日新聞社)
- ^ “山田学区(西区)の紹介”. 名古屋市公式ウェブサイト. 名古屋市 (2020年4月27日). 2020年11月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月22日閲覧。 “平成5年(1993年)、上小田井総合駅が完成し、”
- ^ a b 『鉄道ピクトリアル No.624 1996年7月号臨時増刊』 鉄道図書刊行会、p.26
- ^ a b “上小田井(IY03)(かみおたい) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ a b 上小田井|各駅情報|地下鉄|名古屋市交通局、2018年2月25日閲覧
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
- ^ 名古屋鉄道公式ホームページ - 路線図・停車駅 上小田井駅(外部リンク参照)
- ^ “令和4年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2023年7月1日閲覧。
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ “交通局事業概要(令和2年度)” (PDF). 名古屋市交通局. p. 40. 2021年4月6日閲覧。
- ^ 毎年の統計データ(名古屋市統計年鑑) - 名古屋市
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