ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!? 登場キャラクター

ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/24 00:55 UTC 版)

登場キャラクター

メインキャラクター

DRN.001 ロックマン(Rockman)
Dr.ライト(Dr.Right)
DRN.002 ロール(Roll)
エンディングのみに登場。
DRN.000 ブルース(Blues)
マグネットマン、シャドーマン、ハードマンのステージで中ボスとして出没するロボット。ある程度ダメージを与えると道を切り開いて立ち去る。ジェミニマンステージでは戦闘にはならず、道をふさぐシャッターを破壊して立ち去る。登場前には口笛を吹く演出が挿入される。実はライト博士がロックマンより前に製作した試作機である。PS版ではナビゲーターも務める。
Dr.ワイリー(Dr.Wily)

ボスキャラクター

DWN(Dr.ワイリーナンバーズ)とはいうものの、設定上ではDr.ライトとDr.ワイリーの共同製作である。今作のみ、弱点相関図が大きく2グループに独立している。また、そのボス自身の特殊武器に弱い(例:ニードルマンにニードルキャノン、マグネットマンにマグネットミサイル)ため、最終ステージでの再戦時には本来の弱点武器より有利に戦える場合もある。

DWN.017 ニードルマン(Needleman)
鉱山などで働いていた削岩用ロボットを戦闘用に改造したもの。その際にメタルマンの攻撃プログラムが移植された。またエアーマンタイプのボディをしており、その結果が付いた頭とずっしりとした外見からは想像できないほど身軽であり、すばやい動きで翻弄しつつ両腕のバスターから特殊武器の「ニードルキャノン」を連射して攻撃する。ニードルキャノンは岩盤掘削用の針型徹甲弾で、厚さ30センチのコンクリートをもぶち破る。頭部にはチェーンで繋がれた「ニードルハンマー(Needle Hammer)」が仕込まれており、接近した後ハンマーを飛ばして攻撃する。ニードルキャノン、ニードルハンマーどちらも強力な威力を持つ。
非常に攻撃的な性格の持ち主である。裁縫が好きで、嫌いなものは注射
DWN.018 マグネットマン(Magnetman)
磁力を自在に操る戦闘ロボット。強力な磁力を発生させ、ロックマンを引き寄せる。また自身が天井に張り付き、特殊武器である磁石型の巨大なホーミング弾「マグネットミサイル」を発射して攻撃する。
元々は屑鉄処理用のロボットであり、その強力な磁力でを吸い寄せ、マグネットミサイルで一気に粉々にしていた。敵を吸い寄せサーチ型ミサイルで攻撃する為、性格は大雑把である。時々寝ぼけて頭の磁石で天井に張り付くことがある。
ロボットなのに健康に気を使っており、指圧マッサージが大好き。
PS版のナビモードでは、『ロックマン7』のクラウドマンステージのアレンジ曲が使用されている。
DWN.019 ジェミニマン(Geminiman)
元々は高出力ビームを用いた硬質物破砕用のロボットで、それをワイリーが戦闘用に改造したもの。
壁などで反射する強力なビーム兵器「ジェミニレーザー」を装備している。これはライト博士が偶然発見した反応素子を加速化させたもので、敵の思考に反応してダメージを与える。さらに、ホログラフ映写装置を搭載され、「ジェミニ(ふたご座)」の名の通り分身を作ることができる。
冷静だが、派手好きな所があり、少しナルシスト。「分身するのは自分の姿をよく見たいため」との噂も。しかし、ヘビが苦手である。
ロックマン10』では、過去のシリーズに登場したボスロボットたちの能力をコピーしたボス「ウェポンアーカイブ」の『3』のボス代表として選ばれている。このジェミニマンは、一体になりジェミニレーザーを放っている状態の行動パターンをコピーされている。
DWN.020 ハードマン(Hardman)
セラミカルチタンを使用した超硬化ボディを自慢にしている整地作業用ロボット。
3tもの体重がある身体を小型ロケットでジャンプさせ、急降下ボディプレスで攻撃する戦いを得意とする。だが機動力はなく、面倒くさがり屋。両腕からはロケットパンチ「ハードナックル」を放つ。正々堂々の勝負を好む豪傑ロボット。大相撲を好むが、水の中ではあっさりと沈んでしまう。またボディが硬い為に多くの特殊武器が効かない。
ボディプレスが地面に激突した直後に倒すと稀にフリーズしてしまうバグがある。
DWN.021 タップマン(Topman)
特殊バリアの試験用として作られたロボット。オートバランサーが装備されており、体を高速で回転させて敵の攻撃をはね返す擬似シールド「タップスピン」が特殊武器。しかし目が回ってしまうのと高速で回転し続けると内部メカに負担がかかるのであまり長時間回転できないらしい。
頭からコマを飛ばすことができるので正月には人気者。開発段階では現在と違う行動パターンが作られていた。
PS版のナビモードでは、『ロックマン7』のオープニングステージのアレンジ曲が使用されている。
DWN.022 スネークマン(Snakeman)
地形調査用のロボットをDr.ワイリーが戦闘用に改造したヘビ型ロボット。身が軽く行動範囲を選ばない。
地形調査用メカをバブルリードの技術を用いて改造した、蛇型特殊弾頭「サーチスネーク」が特殊武器。慎重に策を練り、しつこくじわじわと相手を追い詰める地道な戦いが得意。正統派を好むハードマンとは仲が悪い。
ヘビ型ロボットの為、『ロックマン4』に登場するトードマンが好み。
DWN.023 スパークマン(Sparkman)
充電用の作業用ロボットを戦闘用に改造したもの。とても大きな発電力を持ち、実にエレキマンの2倍だが、エレキマンほどの攻撃力は無い。改造後は「スパークショック」等の放電攻撃まで出来るようになっているが、常に電気を垂れ流していないとショートしてしまう構造。
思考回路にムラがあるらしく、戦闘以外はボーっとしている。普段はおとぼけ屋としてみんなを笑わせている。仲間のロボットのエネルギーの補給も行っている。
DWN.024 シャドーマン(Shadowman)
いつの間にか作業現場にいたロボットで、ほとんどデータが存在しない謎のロボット。そのため地球外文明によって造られたロボットをDr.ワイリーが開拓作業中に発掘、手を加えてワイリーナンバーズに登録したという噂もある。考えが浅いのが欠点。
忍者の外見をしており、動きがとても早い。趣味は人を驚かせること。軽いステップからスライディングまたは特殊武器の「シャドーブレード」で攻撃してくる。単純な動きであるが前の動作でスライディングかシャドーブレードかを判断することが難しく、そのすばやいスピードも加わってかわすことは非常に困難である。シャドーブレードは巨大な手裏剣状のブレードで、地球外金属製で出来ておりメカの機能を狂わせる液体が塗ってある。

その他のボスキャラクター

ドクロボットK-176(Doc Robot K-176)
内部のプログラムデータを入れ替えることでどんなロボットの性能もコピーできるという、骸骨型をした驚異の汎用性を持つロボット。
ゲーム内では特殊武器有りボス8体を全て倒した後、改良されたスパークマン、シャドーマン、ジェミニマン、ニードルマンステージにそれぞれ2体ずつ出現し(その際は再びステージ選択画面で選んで行けるようになる)、前作『ロックマン2』に登場したメタルマンなどの特殊武器有りボス8体のデータをコピーし、外見こそ変化しないが、それぞれのコピーした特殊武器有りボスの攻撃パターンや特殊武器を使用して戦う。通常のボスより身体が一回りほど大きく、行動パターンの微妙な変化(攻撃間隔のズレなど)や戦う場所の地形の違いで、オリジナルより手強くなっていたり、逆に弱体化していたりする。
弱点はコピーした特殊武器有りボスによって異なる。
ブレイクマン(Breakman)
8体のドクロボットを倒すと現れるボス。口をマスクで覆い隠しているが、その姿はブルースに酷似しており、登場時に口笛を吹く演出やその戦闘パターン、戦闘時にエネルギーゲージが表示されないという点もブルースと同じであるが、公式に正体は明言されていない。なお、本作のみの登場であり、以降の作品からは登場していない。
カメゴロー&カメゴローメーカー(Kamegoro & Kamegoro Maker)
ワイリーステージ1のボス。型の水質調査用小型メカであるカメゴローと、それを単体で生産する能力を持つメーカーの組み合わせ。メーカーによって作られたカメゴローは次々とロックマンに襲い掛かる。メーカー自体は無敵だが、カメゴローが全機破壊されると自爆する。
イエローデビルMk-II(Yellow Devil Mk-II)
ワイリーステージ2のボス。『ロックマン』に登場したイエローデビルの後継機。分裂、合体のパターンを増しているが、合体時に移動できない点はそのままであり、合体パターンを追加された物を除いて分裂時のタイミングが遅くなり、スライディングもあるので回避しやすくなっている。また、合体が完了するまで本体にダメージ判定は無い。弱点である目は瞬きをして隠すこともあるが、出現位置は一定になって当てやすくなっている。
ホログラフロックマンズ(Holograph Rockmans)
ワイリーステージ3のボス。『ロックマン』に登場したコピーロボットと2体のホログラフのチームで戦う。数が3体に増え、定期的に入れ替わりつつ多方向からロックマンを攻撃する。2体のホログラフには攻撃が効かないため、コピーロボットを探しながら攻撃することになる。こちらの装備にあわせて色は変化するが、特殊武器はコピーしない。
ワイリーマシーン3号(Wily Machine 3)
ワイリーステージ5のボス。ボディの両側に備えられた巨大な杭を突き立てて移動するという奇抜な歩行システムが採用された、対ロックマン用兵器。通常時は下部にある砲台から回転する光弾で攻撃してくるが、その砲台が同時に弱点でもある。砲台を破壊されるとコクピットが露出し、プレス攻撃を仕掛けてくるようになる。ロックマンの攻撃範囲を想定し、攻撃の届かない高い場所にコクピットを作ったが、自由に飛ぶことができるラッシュジェットの存在は想定していなかった。なお、操縦しているのはワイリーのダミー体。
別名「カニ道楽」[3]
ガンマ(γ / Gamma)
最終ステージのボス。Dr.ライトとDr.ワイリーが平和のために共同開発した巨大ロボットであり、それをワイリーが奪って対ロックマン用兵器として改造した。しかし最終決戦の時点で左腕しか動かない未完成の状態である。8つの未知の惑星に散らばるエネルギー元素を合成して与えれば動き出す。
最初は小さな頭のガンマ1号が現れ、それを倒すとワイリーの乗る電子頭脳メカと合体した本当の姿であるガンマ2号が襲ってくる。形態変化のあるボスとしては珍しくライフを共有しており、半分までダメージを与えた時点で2号に変化する。2号のトゲの付いた左腕の攻撃は絶大な威力であり、ロックマンを一撃で粉砕する(叩き付けられず自分から接触しても即ミスとなる)。ガンマ1号の弱点は頭であり、ガンマ2号の弱点は電子頭脳に空いているコックピット部分であるが、2号ではロックバスターの攻撃が効かず、効果のある特殊武器も2種類しか効かない。

  1. ^ a b c 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、44頁。 
  2. ^ ミリオンセールスタイトル一覧”. 株式会社カプコン (2011年6月30日). 2011年9月27日閲覧。
  3. ^ 『講談社まんが百科6 ロックマン&ロックマンX大図鑑』P81『ドクター・ワイリーマシン図鑑』のコーナー、『ワイリーマシン3号(第1形態)』の記事より。
  4. ^ 滝沢修 (2005年3月1日). “カプコン、iモード「カプコンパーティ」にて、三国志を題材にしたアクション「天地を喰らう II」を配信” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2019年11月30日閲覧。
  5. ^ FOMA専用「天地を喰らう II」を配信” (日本語). ITmedia Moblie. アイティメディア (2005年3月1日). 2019年11月30日閲覧。
  6. ^ ボーダフォン向け「デビル メイ クライ」が登場~カプコン” (日本語). ITmedia Moblie. アイティメディア (2005年4月1日). 2019年11月30日閲覧。
  7. ^ EZWeb向けに「ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?」配信” (日本語). ITmedia Moblie. アイティメディア (2006年1月27日). 2015年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月30日閲覧。
  8. ^ 11月以降の「バーチャルコンソール」配信タイトルが明らかに” (日本語). ねとらぼ. アイティメディア (2008年11月4日). 2019年11月30日閲覧。
  9. ^ 『ロックマン3』や『オウガバトル』がバーチャルコンソールに!” (日本語). 電撃オンライン. KADOKAWA (2008年11月4日). 2019年11月30日閲覧。
  10. ^ 「ロックマン3 Dr.ワイリーの最後!?」の配信が開始!!”. livedoor ニュース. LINE (2009年4月3日). 2019年11月30日閲覧。
  11. ^ 『ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?』本日(9月26日)よりニンテンドー3DSバーチャルコンソールで配信開始” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2012年9月26日). 2019年11月30日閲覧。
  12. ^ 中野信二 (2012年9月26日). “カプコン、「ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?」。3DS用VCに同社が提供する第6弾タイトルとして配信開始” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2019年11月30日閲覧。
  13. ^ 3DSもファミコンソフトが充実『ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?』『マイティボンジャック』追加” (日本語). iNSIDE. イード (2012年9月26日). 2019年11月30日閲覧。
  14. ^ 『ロックマン3』&『超魔界村』Wii U バーチャルコンソールで配信中” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2013年5月8日). 2019年11月30日閲覧。
  15. ^ Weiss, Brett Alan. “Mega Man 3”. 2014年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月10日閲覧。
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  17. ^ Electronic Gaming Monthly staff (December 1990). “Nintendo Player: Mega Man 3”. Electronic Gaming Monthly (Sendai Publications) (15): 64. ISSN 1058-918X. 
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  21. ^ Mega Man 3 for Wii (2008)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年7月2日閲覧。
  22. ^ Nintendo Power staff (January 1991). “Mega Man III”. Nintendo Power (Nintendo of America) (20): 8–27, 85. ISSN 1041-9551. 
  23. ^ ファミコン通信』、アスキー、1990年10月12日、17頁。 






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