ロケット団 (アニメポケットモンスター)
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概要
基本的な設定はゲームに準じたものとなっているが、組織の実像がより詳細かつ巨大な規模で描かれており、犯罪組織であることを隠して表の世界の幅広い分野に進出している。現在のボスはサカキ。創始者はサカキの母親とされる。
サカキ曰く「いつの世もポケモンのブームの最前線に立ち、暗躍していたのは我々密猟密売組織ロケット団」。目的は「珍しいポケモンや強いポケモンを集めて最強のポケモン軍団を作り、世界征服をする」とされており[2]、各地でポケモンの強奪・洗脳・強化を行っている。ただし世界征服のための破壊活動は行うが、世界そのものを破壊するつもりはない。そのため、イッシュ地方での「オペレーション・テンペスト」でサカキが暴走してイッシュ地方をそのものを破壊しようとした時にはムサシ・コジロウ・ニャースがサカキを制止している。
ポケモンが関係する産業であればどこでも裏で一枚噛んでいるらしく[3]、絶大な資金力があり、大規模な活動拠点が各地に存在している[4]。新技術の開発にも積極的で、多くの優秀な科学者たちを擁している。また、新人ロケット団員を育成する施設として「ロケット団特別訓練所」があり、教官(バイパー)が存在する。その実体はマフィアそのものであり、団員が逮捕されても組織からの保釈金を受けすぐに保釈されている。
ボスであるサカキに対する団員の忠誠心は一部の者を除いて極めて高い。また、犯罪組織でありながら団員の福利厚生に関しては充実しており、ロケット団所有の保養所も存在している。さらに団員の給料の前借りも認められており、組織を脱退しラーメン屋になった者もいる。「ボスを囲む会」や「お花屋敷のティーパーティー」等が催されるなど組織内交流も盛んである。
主な活動拠点はカントー地方とジョウト地方であり、ホウエン地方、シンオウ地方、カロス地方、アローラ地方では積極的に活動していない模様。イッシュ地方でもあまり勢力は広めていないものの、ゼーゲル博士を初めとする一部の団員はイッシュ地方に滞在し、秘密裏に活動を行っている。
ロケット団員の任務は直属の上司に設定され、ロケット団が経営する様々な施設(働いている者もロケット団員)で秘密裏に受理される。作中ではヤマトとコサブロウが、ロケット団所属のファーストフード店で食材の中に仕込まれた指令ディスクを受け取っている。BWでもムサシ、コジロウ、ニャースが、喫茶店で秘密のメニューを注文して指令を受け取っている。また、団員には団員証が支給されており、組織のホストコンピュータにアクセスするのに使用される。
ロケット団員の制服は原作のゲーム版と同じだが、一部の団員はそれとは異なる制服を着用しており、階級や立場などがそれで区別されている模様。特別編『ライコウ雷の伝説』で登場したバショウ、ブソン、タツミ、バイパー教官など、幹部クラスは基本的にグレーと紺の制服を身にまとっている。また、BWからはロゴが変更された(制服や一部の物などにおいては変更後も旧ロゴのままである)。BWではムサシ・コジロウ・サカキの衣装が変更されていたが、ムサシ、コジロウに関してはBW23話より元の白い制服に戻った。
2012年7月から2012年12月よりロケット団初のラジオ番組『Pokémon Radio Show! ロケット団ひみつ帝国』が、InterFMとアニメイトTV、あにてれ、キッズステーションのWEBラジオにて放送されていた。
2017年11月に行われた佐賀インターナショナルバルーンフェスタで、佐賀県とのコラボレーションを行い、ニャースの気球を飛ばした。山口祥義佐賀県知事も「サガキ」として会見を行った[5]。
- ^ ここでいうシリーズ番号は、日本語オリジナル版を番組名の違い(リコとロイ編はひとシリーズとする)で数えた通称であり、他の言語版のシリーズ/シーズン番号とは異なる場合がある。
- ^ DP3話など
- ^ 「ロケット・コンツェルン」という企業名でアオプルコにある「ポケモンランド」の運営や、飛行船事業の経営をしている。
- ^ 『ミュウツー! 我ハココニ在リ』では兵員輸送ヘリコプター部隊が動員されている。
- ^ 佐賀県知事も“ロケットだんの サガキ”に改名!? 佐賀バルーンフェスタにニャース気球が襲来! ファミ通 2017年10月25日
- ^ 「尾てい骨にビリビリくる」らしい。
- ^ 金銀編では一時期メンバーが入れ替わった時にサトシたちとの生活(主に食事)の差を目の当たりにし、ショックで真っ白になっていた。
- ^ 通信機になったり網や檻が展開したりと多種多様な使い方が出来るサイコロ状のメカと、ポケモン図鑑やサイコロ状のメカの操作に使用される平たい形状のメカの2種類がある。
- ^ ただし、DP以前のように自作のメカを使用することもあり、そのほとんどはコジロウが制作している。
- ^ DA最終話でカロス地方に旅立つ際にこのデザインに変わっている。
- ^ 初期はギャラドス型のものを使用していた。
- ^ 『ポケットモンスター The Animation VOL.1 旅立ち』あとがきより。
- ^ 16話では最初、キテルグマが昼寝していたため通常の「やな感じ~!」となったが、その後飛ばされた先に現れたキテルグマに連れ去られて「何この感じ〜!?」という変則的なパターンとなった。その回以外にも一部の回で従来の台詞で飛ばされることもある。また、いずれかのエピソードでサトシ達やゲストキャラクターを含むアローラ地方の人々が呆然したり何があったのかは感づかれていないというのも定番となっている。
- ^ BWの第2話、XYの第1話、SMの第4話等。
- ^ ただし、コジロウのチリーンやサボネア、ムサシのドクケイルなどのようにポケモン達の幸せを願って手持ちから外したり預けたり別れる場合もある。
- ^ 各回のゲストキャラクターに友達等と聞かれた際は互いに否定し合うのが恒例である。
- ^ 「ルージュラのクリスマス」では「ロケット団も人の子だったのね」とカスミに言われている
- ^ ロケット団も回によって助けてもらっても危機が去ればすぐに敵に戻るなど恩を仇で返したこともある
- ^ 『水の都の護神 ラティアスとラティオス』以前の劇場版ではマタドガスとアーボック、AGの劇場版ではサボネアとマネネとチリーン、『破壊の繭とディアンシー』ではマーイーカが登場している。
- ^ PM2編第19話より。
- ^ ノゾミを「グラサンガール」、ケンゴを「コンテストボーイ」、ジュンを「お騒がせ罰金ボーイ」、シンジを「ヒコザルの元トレーナー」「むっつりボーイ」、ウララを「コンテストガール」「生意気娘」と呼んでいる。
- ^ サカキとの会話の際は「赤いコスチュームにいけ好かない眼鏡」と話している。
- ^ 第49話では「白ジャリガール」と呼んだ。
- ^ 第138話では「黒ジャリボーイ」と呼んだ。
- ^ 畠山けんじ・久保雅一 『ポケモン・ストーリー』 日経BP社、2000年
- ^ “第63回『さすがの猿飛』ってなんだったのか”. WEBアニメスタイル (2006年8月23日). 2017年3月11日閲覧。
- ^ 第201回 ごめんなさい。忘れてた。カスミのこと WEBアニメスタイル 2009.11.11 (2019年3月11日閲覧)
- ^ 従来のキャラに戻った、XY以降のシリーズでもサトシたち一行と絡まない話や一切登場しない話は存在している。登場してもサトシたち一行と絡まない話に関してはDP以前のシリーズでも存在する。
- ^ しかし、目立ちたいばかりに潜入中の身にも拘わらずジュンサーの前で名乗りを上げた結果、イッシュ地方全域で指名手配されたり、ヒトモシの生態を理解せず、ヒトモシの策に引っかかりサトシたちと一時共闘するなど、DP以前の若干抜けた面等が一部見られる。また、ニャースはあまり変わっていないが、多少クールである。
- ^ ただし、「いい感じー」に関しては、映画『ビクティニと英雄 ゼクロム・白き英雄 レシラム』で披露しており、『ピカチュウとイーブイフレンズ』では久々にニャースが「やなかんじー」と数回吹き飛ばされた。
- ^ 第4世代以前のポケモンの再登場が解禁された第2期以降も降り立った地方のポケモンを主に使用しており、ソーナンス以外の過去の手持ちポケモンは一切登場しない。
- ^ 放送当初はこのように宣伝されていたが、謎の集団=プラズマ団が初登場する話が未放送となったため、この目的はエピソードNとして扱われている。
- ^ 「帰る!」やジェットで退却した際も「ひゅーん」と3人で発言している。
- ^ 白い制服に変わってからは、別の服装も着て変装することが多くなっている。
- ^ 主な例としては、サトシなど相手の発言に合わせて出だしの部分や、5代目の四文字熟語がストーリーによって変更される点などが挙げられる。
- ^ ポケモンが発した声から言う時もある。
- ^ XY&Z137話ではオリジナルのBGMを使用。
- ^ 当初はボーカル入りで使用されたが、後にメロオケ版の物に統一された。
- ^ サントアンヌ号にポケモントレーナーたちを招待し、そのポケモンたちを強奪するというもの。この作戦はサトシたちに阻止され失敗に終わり、サントアンヌの号の沈没事故を招いただけだった。
- ^ コータスをライター代わりに使う。バクオングの声を目覚まし時計代わりにし目覚める。ルンパッパの陽気な音楽でダンスを楽しむ。など。
- ^ 過去に数回だけ、コジロウ役の三木眞一郎やムサシ役の林原めぐみが吹き替えをしたことがある。また、後期になると登場するポケモンも犬山が吹き替えしている
- ^ 潜入命令を与えたのはサカキだが、任務担当者を選んだのは秘書のマトリ。
- ^ a b 『ミュウツー! 我ハココニ在リ』でもサトシと対面しているが、ラストでミュウツー捕獲作戦に関する全体的な記憶を消されている。
- ^ 『ポケットモンスター サイドストーリー』12話のEDクレジットより。
- ^ ムサシ達にキングラー入りのボールを貸した後、別の場所にキングラーが確認されている。
- ^ 間違えられる名前は「タンバ博士」「ゾンバ博士」「ナンゾ博士」「サンバ博士」「ズンバ博士」「ドンバ博士」「キンバ博士」など。
- ^ 永井一郎が出演するサザエさんの波平役の有名なセリフでもある。
- ^ 同じロケット団でありながら、ムサシとコジロウとは会えばほとんどポケモンバトルに発展するほど。
- ^ カフェにはヤマトの歴代の手持ちポケモン(ドククラゲを除く)の木彫り人形が飾られている。
- ^ 養成所時代から名前を間違えられていたらしい。
- ^ DP54話などではコジロウが間違って呼ばれることもあった。
- ^ AG2話で、本人のいないところでムサシは間違えていなかった。
- ^ タケシとコジロウが間違えて呼んだとき「だからコサブロウって名乗ってるだろ!しかもハモって言うな!」と怒っていた。
- ^ チェーン店はシンオウ地方に11店舗出店しており、1日に1000食を売り上げる人気である。
- ^ PM2第90話で判明。
- ^ ピカチュウと兼任の為、ノンクレジット。
- ^ 「はかいこうせん」以外は技名を言わずに指示している。
- ^ 実際はロケット団が用意したメカのピカチュウ。本物と違い「ヒカチュウ」と鳴く。ムサシ達も鳴くまでメカの方だと気づいておらず、ルカリオとエースバーンの方も本物がサトシ達と一緒にいるまで気づいていなかった。
- ^ 2体とも鳴くシーンで千鳥の持ちギャグである「~じゃ」と言っている。
- ^ PM2第126話で判明。
- ^ インテレオンは目元をレンズで覆っていたため泣かなかった。
- ^ ゴウには「イエーイ」と聞こえていた。
- ^ この時ムサシは技名を言っていない。
- ^ サルノリはくさタイプであるため眠らなかった
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