シコルスキー S-61
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 09:22 UTC 版)
派生型
アメリカ軍に採用された型は各国軍に採用され、イギリスのウェストランド、日本の三菱重工業、イタリアのアグスタ社、カナダのユナイテッド・エアクラフト・オブ・カナダがライセンス生産した。多用途向きで使い勝手が良いため、世界中に輸出され運用されている。
- S-61
- アメリカ軍のSH-3に対するシコルスキーの型式番号。
- 詳細は「SH-3 シーキング」を参照
- AS-61
- アグスタ社によるライセンス生産
- S-61A、HSS-2
- 三菱重工業によるライセンス生産
- 詳細は「三菱-シコルスキー S-61」を参照
- WS-61
- ウェストランド社によるライセンス生産
- 詳細は「ウェストランド シーキング」を参照
- CH-124
- ユナイテッド・エアクラフト・オブ・カナダ社によるノックダウン生産
- 詳細は「en:Sikorsky CH-124 Sea King」を参照
- S-61R
- アメリカ空軍(CH-3/HH-3)、イタリア空軍他向け。
- 詳細は「シコルスキー S-61R」を参照
- S-61L
- 民間向け陸上ヘリコプター。
- S-61L Mk II
- S-61Lの改良型。
- S-61N
- 民間向け水陸両用ヘリコプター。
- S-61N Mk II
- S-61Nの改良型。
- S-61 ペイローダー
- クレーン作業に特化され、機体下部構造が特徴である。標準的なS-61Nより約900 kg (2000lb) 軽量化されている。
- S-61 ショートスカイ
- エンジン1基搭載と外部ペイロードを増やした設計で、S-61L/Nより機体を縮小された。
運用国
軍用 | 民用 | |
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スペック (S-61N Mk II)
出典: International Directiory of Civil Aircraft[2]
諸元
- 乗員: 2名
- 定員: 最大30名
- 全長: 17.96m (58ft11in)
- 全高: 5.32m (17ft6in)
- ローター直径: 18.9m (62ft)
- 空虚重量: 5,595kg (12,336lb)
- 最大離陸重量: 8,620kg (19,000lb)
- 動力: ゼネラル・エレクトリック CT58-140 ターボシャフト、1,120kW (1,500shp) × 2
性能
- 最大速度: 267km/h=M0.22 (166mph)
- 巡航速度: 222km/h=M0.16 (120ノット)
- 航続距離: 833km (450海里)
- 実用上昇限度: 3,810m (12,500ft)
- 上昇率: 400-670m/min (1,310-2,220ft/min)
- ^ Carson Helicopters (2009年). “About Carson Helicopters” (英語). 2009年1月12日閲覧。
- ^ Frawley, Gerard. page 194.
固有名詞の分類
ヘリコプター |
MD エクスプローラー ベル 412 シコルスキー S-61 シュド・ウエスト SO.1221 UH-1N ツインヒューイ |
対潜哨戒機 |
CP-140 オーロラ ショート シーミュー シコルスキー S-61 PS-1 九六式陸上攻撃機 |
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