worship
「worship」とは、礼拝・崇拝・賛美を意味する英語表現である。
「worship」とは・「worship」の意味
「worship」とは、主に「崇拝」「賛美」「尊敬」「敬愛」「礼拝」「参拝」「お祈り」「閣下」などを意味する英語表現である。品詞としては「礼拝」という名詞の他に、「~を崇拝する」という他動詞や、「礼拝する」という自動詞としての用法がある。イギリスでは市長や判事に対して閣下という敬称を使用するが、この場合は頭文字を大文字にした「his Worship」または「your Worship」の形になる。「worship」のスラングとしての意味
「worship」は「敬愛する」や「賛美する」といった意味の表現である。スラングでは「神のように慕っている、崇拝している」という強い愛情や敬愛の表現として用いられる。同様に、人への強い愛情を表す動詞としては他に「passionate(熱中する)」「devote(捧げる)」「cherish(大切に思う)」などもある。「worship」の発音・読み方
「worship」の発音記号は「wɝː.ʃɪp」で、日本語で表記する場合「ウァーシィプ」のような音である。前半の「-or-」にアクセントが置かれる。発音記号はアメリカ英語・イギリス英語とも共通である。「worship」の活用変化一覧
動詞「worship」の活用形は、三人称単数現在形が「worships」、過去形・過去分詞が「worshiped」、現在分詞が「worshiping」となる。ただしイギリス英語の場合は、過去形・過去分詞が「worshipped」、現在分詞が「worshipping」となる。「worship」の語源・由来
「worship」の語源は古英語の「worðscip」、ウェストサクソン語で「weorðscipe」である。これは「weorð(価値がある)」に、状態や性質を表す接尾辞「-scipe」が付けられたもの。「自然を超えたものや、神の存在に払われる敬意」「価値があること、栄光、尊厳」といった表現に用いられてきた。「worship」の覚え方
「worship」は、「worth(価値)」に接尾辞「ship」が付加された単語である。thが消えてしまっているが、「worth」を元の語として把握すると、「価値があるものを崇拝する」というイメージから「worship」の意味を連想しやすい。「worth」には派生語として、「worthy(価値がある)」「worthless(無価値な)」「worthwhile(~するだけの価値がある)」「unworthy(相応しくない)」があり、これらもセットで把握すると、単語の理解を広げることができる。「worship」と「adore」の違い
「worship」と「adore」は、どちらも崇拝や敬愛を意味する単語である。「adore」には「大好きである」「憧れる」といった意味もあり、食べ物など身近なものへの好意としても使われる。一方「worship」は神やそれに近い存在に使われる言葉であり、宗教的意味合いが込められるという違いがある。「worship」の類語
名詞「worship(礼拝、愛好)」の類語として、「adoration(思慕)」「prayer(祈り)」「devotion(献身)」がある。「崇拝する」という動詞の類語としては、「revere(敬愛する)」「hero-worship(礼賛する)」「idolize(崇める)」が挙げられる。「idolize」は、イギリス英語で「idolise」という語になる。「worship」を含む英熟語・英語表現
「house of worship」とは
「house of worship」とは、「教会」「礼拝堂」を意味する英熟語である。「I come to this magnificent house of worship tonight.(私は今夜、この素晴らしい教会にいく)」のような使い方がある。
「worship」の使い方・例文
「礼拝」という意味では、次のように表現される。「It is the oldest place of worship on the island and has recently been converted into a small museum.(島で最も古い礼拝所であり、最近になって小さな博物館に改築された。)」「For them, their bodies were their temples and the trees and fields were their places of worship.(彼らにとって、自分の身体は神殿であり、木々や野原は礼拝の場であった)」「参拝」という使い方では、「"His worshipping at the palace, which symbolizes propaganda, can be interpreted as praising and propagating the ideology," the high court ruled.("プロパガンダの象徴である宮殿への参拝は、イデオロギーを賛美し伝播していると解釈できる "と高裁は判決を下した)」のように用いられる。
「崇拝」という表現では以下のような使い方がある。「But cathedrals are so splendid that it easy to feel that visitors - and even staff, perhaps are worshipping the building, not God.(しかし大聖堂はあまりにも立派なので、訪問者、そしてスタッフでさえも、神ではなく建物を崇拝していると感じてしまいがちである)」「One man's clandestine journey has led the area to officially rule it is illegal to worship former leader, it appears.(ある男の密航により、この地域では、元リーダーを崇拝することは違法であると公式に規定することになったようである)」
礼拝
(worship から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/27 07:00 UTC 版)
礼拝(れいはい、らいはい、英語: Worship、アラビア語: عبادة、ヒンディー語: उपासना)は、宗教において神や仏などを拝むこと。仏教においてのみ「らいはい」、それ以外は「れいはい」と読む。
- ^ 現代のギリシャ正教会でも使われる言葉であるため、読みの片仮名転写は現代ギリシャ語に準拠。古典ギリシャ語では「ラトレイア」。
- ^ 現代ギリシャ語からの転写。古典ギリシャ語では「プロスキュネーシス」。
- ^ 上智大学中世思想研究所、“中世思想原典集成3 後期ギリシャ教父・ビザンティン思想”、平凡社、1994年。
- ^ ジャン・ダニエルー 1996, pp. 34–35.
- ^ J・A・ユングマン 1997, pp. 20–22.
- ^ J・A・ユングマン 1997, pp. 23–30.
- ^ 保坂高殿 2003, p. 285.
- ^ J・A・ユングマン 1997, pp. 33–34.
- ^ 新共同訳、「ヨハネの黙示録」13.15。
- ^ 保坂高殿 2003, pp. 309–336.
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