cDNAとは? わかりやすく解説

シー‐ディー‐エヌ‐エー【cDNA】

読み方:しーでぃーえぬえー

complementary DNA相補的DNAmRNA伝令RNA)を逆転写酵素読んで作ったコピー特定の組織からcDNAを抽出し大腸菌保持させたものをcDNAライブラリーという。


ジクロラン

分子式C6H4Cl2N2O2
その他の名称ボトラン、ジクロラン、ジトラニル、CNA、CDNA、DCNA、AL-50、Botran、U-2069、Allisan、Dicloran、Ditranil、Dichloran、2,6-Dichloro-4-nitroaniline、アリサン、Pichloran【amine fungicide】、Resisan、RD-6584、Botran-75W、レシサン、ボルトラン、ジクロラン【アミン殺虫剤】、ボトラン75W、Bortran、バトラン、ボトラン75B、Batran、Botran 75B
体系名:2,6-ジクロロ-4-ニトロベンゼンアミン、2,6-ジクロロ-4-ニトロアニリン


cDNAクローン

同義/類義語:cDNA, cDNAクローニング, cDNAライブラリー
英訳・(英)同義/類義語:cDNA clone, cDNA

まず、細胞発現しているmRNA精製し、これを鋳型にオリゴdTなどの適当なオリゴヌクレオチドプライマーとして逆転写酵素DNA (1st strand cDNA)を合成させる。さらに、RNA部分RNaseH除去したのちに、適当なプライマーを使うか最初に合成したDNA鎖の末端部分折り返し利用し除去したmRNA相当する側のDNA鎖を合成させて二本鎖のcDNAを得る。このcDNA分子適当なベクター組み込んで宿主細胞内で増殖させたもの。この一連の過程cDNAクローニングとよび、できたクローンセットcDNAライブラリとよぶ。

相補的DNA

英訳・(英)同義/類義語:cDNA, complementary DNA

一般には、ある一本鎖核酸に対して、AとT、GとCが対応し、2本鎖構造をとるDNA。または、mRNA鋳型として逆転写酵素合成したDNA.

cDNA

【英】: complementary DNA, complementary Deoxyribonucleic Acid
相補的DNAともいう。
遺伝子アデニン(A)グアニン(G)シトシン(C)チミン(T)4つ塩基連なったDNAからできているが、この中で遺伝子として働くのはごく一部(約5%)である。

タンパク質合成においてDNA遺伝子として働く部分情報)だけを写し取ったmRNA現れ、この情報をもとにタンパク質作られる。つまり、mRNA情報があれば人工的にタンパク質合成ができる可能性があるが、実験上このmRNAは不安定取り扱いにくい。そのためmRNA逆転写酵素加えることにより、相補的な一本鎖DNA作り出すことができた。この人工的に作られDNAをcDNAとよぶ。

デオキシリボ核酸

アデニン

グアニン

シトシン

チミン

塩基

遺伝子

タンパク質合成

メッセンジャーRNA

タンパク質


相補的DNA

(cDNA から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/28 09:14 UTC 版)

相補的DNA(そうほてきDNA、complementary DNA)は、mRNA から逆転写酵素を用いた逆転写反応によって合成された二本鎖 DNA。一般には「相補的」を意味する英語、complementary の頭文字をとって、cDNA と省略される。遺伝子の上でタンパク質に翻訳される領域の配列が開始コドンから終止コドンまで一続きに含まれているため、タンパク質の一次構造(アミノ酸配列)を解明する出発点として、また人工的にタンパク質を発現させる目的でも単離される。






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