アデニンとは? わかりやすく解説

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アデニン【adenine/(ドイツ)Adenin】

読み方:あでにん

核酸構成する塩基の一。DNAではチミンと、RNAではウラシル塩基対をつくる。

「アデニン」に似た言葉

アデニン

分子式C5H5N5
その他の名称アデニン、ロイコ-4、1H-アデニン、ビタミンB4Adenine、Leuco-4、Vitamin B4、1H-Purin-6-amine、アデニニミン、ペダチセクチンB、Adeninimine、Pedatisectine B、USAF CB-18、9H-アデニン、9H-Purin-6-amine、7H-アデニン、7H-Purin-6-amine、3H-アデニン、3H-Purin-6-amine、6-アミノプリン、6-Aminopurine、6(1H)-Imino-9H-purine、6(1H)-Imino-7H-purine、1H-Purine-6(9H)-imine、6-Amino-7H-purine、6-Amino-9H-purine、6-Amino-1H-purine、1H-Adenine、3H-Adenine、7H-Adenine、9H-Adenine、ロイコンLeucon、1,6-Dihydro-6-imino-9H-purine
体系名:6-アミノ-1H-プリン1H-プリン-6-アミン、6-アミノ-9H-プリン、9H-プリン-6-アミン、6-アミノ-7H-プリン、7H-プリン-6-アミン3H-プリン-6-アミン、6(1H)-イミノ-9H-プリン、6(1H)-イミノ-7H-プリン1H-プリン-6(9H)-イミン、1,6-ジヒドロ-6-イミノ-9H-プリン


アデニン

同義/類義語:プリン塩基
英訳・(英)同義/類義語:adenine, A

生体内存在するプリン塩基で、DNA構成する4つのヌクレヲチドの塩基うちのひとつ。ATP塩基でもある。

アデニン

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アデニン

【英】: Adenine
DNARNAなどの構成成分である。

DNAリン酸、糖(D-デオキシリボース)、塩基からなるヌクレオチドいくつもつながったのである。その塩基成分にはアデニン(A)グアニン(G)シトシン(C)チミン(T)4種類存在するが、アデニンはそのうち1つである。つまり、遺伝子設計図の元となる化学物質1つである。

また、このヌクレオチドには、ピリミジンという塩基を含むものとプリンという塩基を含むものがあり、アデニン(A)プリン塩基持っているDNAの二重らせんの中では必ずチミン(T)結合している。
DNARNAなどの構成成分である。

DNAリン酸、糖(D-デオキシリボース)、塩基からなるヌクレオチドいくつもつながったのである。その塩基成分にはアデニン(A)グアニン(G)シトシン(C)チミン(T)4種類存在するが、アデニンはそのうち1つである。つまり、遺伝子設計図の元となる化学物質1つである。

また、このヌクレオチドには、ピリミジンという塩基を含むものとプリンという塩基を含むものがあり、アデニン(A)プリン塩基持っているDNAの二重らせんの中では必ずチミン(T)結合している。
アデニン
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デオキシリボ核酸

リボ核酸

塩基

グアニン

シトシン

チミン

遺伝子


アデニン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 03:47 UTC 版)

アデニン (adenine) は核酸を構成する5種類の主な塩基のうちのひとつで、生体内に広く分布する有機化合物である。


  1. ^ Dawson, R.M.C., et al., Data for Biochemical Research, Oxford, Clarendon Press, 1959.
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  4. ^ Definition of Adenine from the Genetics Home Reference - National Institutes of Health
  5. ^ Online Etymology Dictionary by Douglas Harper
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  11. ^ ScienceDaily Staff (2011年8月9日). “DNA Building Blocks Can Be Made in Space, NASA Evidence Suggests”. ScienceDaily. 2011年8月9日閲覧。


「アデニン」の続きの解説一覧

アデニン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 22:47 UTC 版)

アデノシン」の記事における「アデニン」の解説

DNARNA塩基1つとして遺伝情報記録用いられている。また、m-RNAなどの含めた遺伝情報関連した分子以外に、当然ながらリボソームリボザイムなどにも、塩基1つとして結合している。

※この「アデニン」の解説は、「アデノシン」の解説の一部です。
「アデニン」を含む「アデノシン」の記事については、「アデノシン」の概要を参照ください。

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アデニン

出典:『Wiktionary』 (2021/06/26 09:32 UTC 版)

名詞

アデニン

  1. 核酸構成するプリン塩基一つ

発音(?)

あ↘でにん

翻訳


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