ニホンアマガエル
ニホンアマガエル Hyla japonica
形態
体表面は粘膜におおわれており、つるつるとしている。体色は、緑色から灰白色で、周囲の環境により変化。腹側は、白からやや黄色みがかり、背中や後足には、不規則な黒暗色の模様が見られる。前足後足ともに指先は吸盤状になっており、垂直面を登ることが出来る。成体の大きさは、雄で30mm程度、雌で35mm程度。
体表面は粘膜におおわれており、つるつるとしている。体色は、緑色から灰白色で、周囲の環境により変化。腹側は、白からやや黄色みがかり、背中や後足には、不規則な黒暗色の模様が見られる。前足後足ともに指先は吸盤状になっており、垂直面を登ることが出来る。成体の大きさは、雄で30mm程度、雌で35mm程度。
ニホンアマガエル
和名:ニホンアマガエル |
学名:Hyla japonica |
カエル目 |
分布:北海道,本州,四国,九州,対馬等に分布する。大陸にも分布する。 |
写真(上):ニホンアマガエル成体 |
説明 水田に産卵するが,成体は周辺の雑木林,潅木,草むらで見られる。本種は産卵期が長く,早春から秋まで連続的に産卵すること,コンクリートの水路なども吸盤を使ってよじ登れることから,農地の構造改善事業の影響をもっとも受けにくい種類である。そのためか,水田におけるもっとも普通の種類となっている。つまり,本種しかいない水田(里山)は,良い状態とは言えない。区別店:本土に同所的に生息し,吸盤のある緑のカエルであるシュレーゲルアオガエル,モリアオガエルにくらべると,ずっと小さい。目の後ろから鼓膜にかけて黒いのも特徴。色彩が黒や褐色になると,細長い斑紋が背中に現れるのも本種の特徴。鳴き声:一頭で鳴く時はゲッツ,ゲッツ,ゲッツだが,多数で鳴くと二重奏になり声を重ねて鳴く。 |
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