FM-2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 14:21 UTC 版)
狭く小さい護衛空母の甲板上では、重量面でF4F-4は運用が難しかった。さらに後継機であるF6F、F4Uはより大重量(特にF4Uは艦上戦闘機としては当時もっとも重かった)で、アメリカ海軍は1942年、F4Fの軽量型を発注する。これに応えてグラマン社はXF4F-8を開発。これは軽い鍛造製シリンダーを持つ1段2速過給器付R-1820-56サイクロンエンジンを搭載し、出力が150hp増加したにもかかわらず、重量は102kg減少していた。これにより上昇力や運動性が向上したが、過給器が2段から1段に変更されたため中高度以上での性能は低下、低空支援戦闘機としての性格を強めている。また再び機銃が4挺に戻されている(弾数は1挺あたり280発に増加しているが、同じ4挺搭載のF4F-3型よりも少なく、重量は減少している)ほか、エンジンカウル、フラップなど、徹底した設計の見直しが図られている。 試作型のXF4F-8型は1942年11月8日に初飛行、上記のとおりFM-2としてゼネラルモータースが生産し、主に護衛空母に搭載され、上陸作戦における低空支援任務や特攻機の迎撃に活躍した。本型では従来型にあった着艦時の癖がなくなり、狭い護衛空母への着艦が多い乗員には好評であった。 この型はレイテ沖海戦にも参加したほか、その後の対日戦でも活躍、エースパイロット4人を輩出している。さらにこの軽量な機体は、低高度域ではF6F、F4U、P-47、さらには最優秀機の誉れも高いP-51に対しても大きく劣るものではないと評価された。GM の生産力が遺憾なく発揮された結果、生産数は4127機となり、F4Fシリーズの中では最も多い。
※この「FM-2」の解説は、「F4F (航空機)」の解説の一部です。
「FM-2」を含む「F4F (航空機)」の記事については、「F4F (航空機)」の概要を参照ください。
FM-2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 14:21 UTC 版)
グラマン社が設計していたXF4F-8案(エンジンや方向舵などを改良)を基にゼネラルモータース社が生産したもの。ライトR-1820-56 サイクロン9エンジン搭載(1350hp)。軽量化もされている。イギリス給与機合わせて4127機が生産。
※この「FM-2」の解説は、「F4F (航空機)」の解説の一部です。
「FM-2」を含む「F4F (航空機)」の記事については、「F4F (航空機)」の概要を参照ください。
「F m2」に関係したコラム
-
スワップポイントは、通貨ペアを売りポジション、あるいは、買いポジションした場合に発生する利息です。スワップポイントは、FX業者によって設定されて1日ごとに変動します。次の表は、2012年5月24日現在...
-
FX(外国為替証拠金取引)を始めるための最低資金は、FX業者により異なります。例えば、最低取引単位が1万通貨でレバレッジが25倍のFX業者の場合、為替レートが80円のUSD/JPYの買いポジションを持...
- F m2のページへのリンク