支援戦闘機とは? わかりやすく解説

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しえん‐せんとうき〔シヱン‐〕【支援戦闘機】

読み方:しえんせんとうき

自衛隊用語で、侵攻する敵の艦船上陸部隊攻撃して味方海上陸上部隊支援することを主任務とする戦闘機諸外国攻撃機戦闘爆撃機相当する。略称、FS


【支援戦闘機】(しえんせんとうき)

Fighter Supporter (FS)
航空自衛隊においてかつて用いられていた攻撃機の名称。
該当機種F-86F、F-1、F-4EJ改、F-2。

この名称の初出は、1976年第1次防衛大綱であった
専守防衛旨とする自衛隊において、「攻撃」という名は相応しく無いという意図から「地上部隊陸上自衛隊)や艦隊海上自衛隊)を空中支援する機体」という名目名づけられた。
ただし、この区分にされていた機体上述)は、任務空中支援以外にも要撃対領空侵犯措置など)が含まれていたため「純粋な攻撃機は支援戦闘機とはなりえない」と解釈されており、性格的に戦闘攻撃機に近いものであった

空自モデルとなったアメリカ空軍では、地上固定目標対す攻撃も「空中戦闘任務」と定義づけているため、実質攻撃機であるF-16やF-117F-111F-15Eについても「戦闘機」としてFナンバー与えられている。

その後防衛省は「要撃」と「空中支援」の区別廃止し全機種をマルチロールファイターにする方針発表し2004年改定され防衛大綱正式に要撃戦闘機」、「支援戦闘機」の区分廃止された。

これにより、「支援戦闘機」として運用されていたF-4EJ改及びF-2は、現在「戦闘機」の区分入っている。

関連要撃戦闘機 特車 護衛艦


支援戦闘機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/26 03:59 UTC 版)

支援戦闘機(しえんせんとうき)は、航空自衛隊における戦闘機の種別。諸外国の攻撃機戦闘爆撃機に相当する[1]


  1. ^ "支援戦闘機". デジタル大辞泉. コトバンクより2022年6月4日閲覧
  2. ^ 青木謙知『ミリタリー選書1現代軍用機入門 (軍用機知識の基礎から応用まで)』イカロス出版13頁
  3. ^ F-2 · Lockheed Martin - ロッキード・マーティン社によるF-2の解説
  4. ^ 2005年版防衛白書 第2章わが国の防衛政策の基本と新防衛大綱、新中期防など


「支援戦闘機」の続きの解説一覧

支援戦闘機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 08:35 UTC 版)

攻撃機」の記事における「支援戦闘機」の解説

自衛隊では平和憲法との兼ね合いから「専守防衛」を旨としているため、以前航空自衛隊では「攻撃」という表現避け諸外国攻撃機相当する機種を支援戦闘機と称していた。

※この「支援戦闘機」の解説は、「攻撃機」の解説の一部です。
「支援戦闘機」を含む「攻撃機」の記事については、「攻撃機」の概要を参照ください。

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