101キーボード
【英】101 keyboard
101キーボードとは、パソコン用のキーボードのうち、キーの総数が101個あるタイプのキーボードのことである。
101キーボードは、IBMがPC/AT用のキーボードとして開発した仕様である。ASCII配列と呼ばれるキー配列が採用されており、英語をベースとした入力に最適化されている。文字入力用のメインキー、テンキー、ファンクションキー等で構成されている。
101キーボードには、日本語の変換キー等は設けられていないが、日本語入力用に利用することも可能である。今日利用されている各種キーボードの基礎となった規格のひとつであり、現在でも広く利用されている。
101キーボードに、Windowsキーを2個とアプリケーションキーを1個追加したキーボードは、104キーボードと呼ばれる。104キーボードはWindows用PCでよく採用されている。また、日本語対応のキーボードとして、101キーボードに5つのキーを追加した106キーボードと、同じ5つの日本語用キーを104キーボードに追加した109キーボードも、日本では広く普及している。
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101キーボード(IBM PC/AT後期、現在のPC/AT互換機の大半)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/04 17:39 UTC 版)
「ファンクションキー」の記事における「101キーボード(IBM PC/AT後期、現在のPC/AT互換機の大半)」の解説
ファンクションキーはF1 - F12が4個ずつグループ化されてキーボードの一番上に置かれている。なおオリジナルのIBM PC、PC/XT、PC/AT前期までのキーボードは、F1 - F10までの10個のファンクションキーを持っていて、キーボードの左側に2個ずつ (F1|F2、F3|F4、F5|F6、F7|F8、F9|F10)、縦に5段に並べられていた。
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101キーボード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 04:53 UTC 版)
「IBM 101拡張 (Enhanced) キーボード」。IBM PC/AT後期より採用され、同時にPC/XTにも発売された。横一文字のEnterキーが特徴。のちにANSI X3.154-1988(2002年1月15日のINCITS(International Committee for Information Technology Standards)発足後は ANSI INCITS 154-1988)として規格化され、以後のPC/AT互換機の主流となった。後述の104英語キーボード、102/105多国語キーボード、106/109日本語キーボードなどのベースでもある。 キーの内訳メインキー部分58キー(文字キー47キー、その他11キー) テンキー部分17キー(文字キー15キー、その他2キー) ファンクションキー部分12キー その他14キー 備考修飾キー(Shift、Alt、Ctrl)を左右に設定。 従来コントロールキーがあった位置にCapsLockキーが配置された。これはセレクトリック・タイプライターの配列を意識したものであった。 カーソルキーとテンキーがより打ちやすいようメインキーから離して配置された。 IBM 3270、IBM 5250など、メインフレームやミッドレンジの端末の操作性を兼ねて以下が行われた。ファンクションキーの追加。3270/5250の12/24キーと合わせ、10キーから12キーへ。 Escキーの位置をホームポジションから離れた場所に移動。3270/5250では存在しなかった。しかしPCの伝統的な多くのワープロソフトやテキストエディタでは多用していたため、議論となった。 コントロールキーとCapsLockキーの位置が入れ替えられたため、コントロールキーはホームポジションから離れた場所に移動し、さらに右下のコントロールキーにはメインフレームで入力完了後の伝送用の実行キーであるEnterキーの役割を兼ねた。3270/5250では離れた位置にあった。しかしPCでは伝統的にショートカットキーなどで多用していたため、議論となった。 SysRq、ScrLk、PrtScなど、3270/5250で存在し使用されるキーの追加。 日本語入力に使用する場合、「半角/全角」キーの代用として「Alt」+「~(チルダ)」で対応する(OADGによる標準化) 表・話・編・歴 101/104キーボード(注:101は WinKey と Menu が無い) Esc F1 F2 F3 F4 F5 F6 F7 F8 F9 F10 F11 F12 PrtSc ScrLk Pause Ins Home PgUp NumLk / * - Del End PgDn 7 8 9 + 4 5 6 ↑ 1 2 3 Enter ← ↓ → 0 . アジア圏の古い製品を中心に、Backspaceキー、あるいは右Shiftキーのサイズを削ってキーを一つ増やし、代わりに「\」キー部分までEnterキーを拡張した101キーボードの変種が見られる。後述する韓国のKS規格・103キーボードはこの変種の派生型にあたる。当該変種の左右反転したL字型のEnterキーは俗に「Big-asian(あるいはBig-ass)Enter」と呼ばれる。
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