食品の変色とは? わかりやすく解説

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食品の変色 [Color change of food]

 食品原材料である各種動植物成分食品加工貯蔵過程物理的化学的または微生物的に変色する現象である。これらの変色
   (1)動植物固有の色素化学変化
   (2)酵素作用による色素生成
   (3)微生物による変色
   (4)無機化合物による変色
   (5)その他の化学的変化(非酵素変色)
などに分けられる動植物固有の色素としてアントシアンカロテノイドクロロフィルフィコシアノビリンフィコビリンフラボノイドなどがあり、これらの色素褪色または変色する酵素による変色としてはポリフェノールオキシダーゼやパーオキシダーゼによるポリフェノール酸化チロシナーゼによるチロシンの酸化などがある。微生物による変色には、好塩細菌による赤変、低温細菌による冷凍食品黄変がある。無機化合物による変色には、硫化物による場合スズによるアントシアン変色がある。その他の変色としてはタンニン酸化、糖のカラメル化や糖とアミノ酸との反応による変色、光による変色などが挙げられる。これらの変色防止するには、食品鮮度品質に応じて一般に低温保存低温殺菌塩蔵乾燥脱気遮光などの処置なされるが、自然の色調を完全に保持させることは困難である。



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