露西亜寿司関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 09:58 UTC 版)
サイモン・ブレジネフ 声 - 黒田崇矢 ロシア系の黒人で、寿司屋「露西亜寿司」の店員。本名は「サーミャ」だが、皆に英語読みで呼ばれる。よく青と白の板前服を着、店の前で片言でおかしな日本語で呼び込みをしている、強面だが気のいい陽気な男。身長2メートル以上、体重120キログラム超という巨漢で、静雄の超絶的な暴力を抑えて自己防衛できるほどの実力を持つ唯一の人間であり、池袋で敵に回してはいけない人物の一人として恐れられている。しかし、本人は喧嘩が嫌いな平和主義者。 「ダラーズ」の一員であり、静雄を「ダラーズ」に誘った。学生時代の臨也と静雄との喧嘩を鎮静させていたこともあり、二人とは旧知の仲。日本語で話すかロシア語で話すかで雰囲気が劇的に変わり、ロシア語ではかなり荒っぽい口調をしている。「ロシア軍の特殊部隊に所属していた」「ロシアンマフィアだった」などという噂があり、実際にロシアの武器商社に所属していた。臨也によれば「何かの格闘技を相当やっている」とのこと。池袋という街を深く愛しており、街が荒れることを嫌っている。 デニス 声 - 高橋伸也 「露西亜寿司」店主兼板前の白人。サイモンと共にロシアの武器商社を抜け、池袋で寿司屋を開いた。強面でぶっきらぼうだが情け深いところもあり、サイモンとは異なり日本語は達者。包丁捌きは一流で、店内で物騒な話をすると、包丁を壁に刺さる勢いで投擲することもある。 エゴール 声 - 森川智之 サイモンらと同じ武器商社に所属する元同僚で、ロシアで七番目に恐ろしいと言われる殺し屋。凶器の類を一切用意せず、その場にあるものを利用して殺しを行うという独特の美学から「哲学する殺人機械」と称される。常に紳士的な態度の白人の大男。リンギーリンの懐刀である商社の実力者。 組織を抜けたヴァローナとスローンを追って日本を訪れ、そのついでで受けた岸谷森厳の依頼で殺人鬼「ハリウッド」と交戦したが、その場で選んだ得物が運悪く静雄の持ち物だったために、コソドロと勘違いして激怒した静雄からベンチのフルスイングを受けて顔面を潰され、一蹴された。その後、瀕死で倒れていたところを折原姉妹に助けられ、以来彼女らや森厳の付き人のような立場に落ち着いている。顔を潰されたことで整形したため、ほとんど別人のようになってしまった。 森厳から依頼を受けていた最中に偶然杏里と出会い、エゴールの凄まじい危険性を察した「罪歌」が杏里の意思を無視して密かにエゴールを斬ったため、「罪歌の子」となっている。 ヴァローナ 声 - M・A・O 白人の美女。20歳前後。丁寧だが不自然な日本語を話す。甘党。「ヴァローナ」とは「カラス」という意味の渾名で、本名は不明。 幼少期に母を亡くし、本ばかり与えられて育った環境から様々な事柄の知識を大量に有している。「人が本当に脆い生き物なのか」を確かめることから始まった快楽的な破壊衝動を持つ戦闘狂で、高い戦闘能力を有する。フリーランスの何でも屋として活動している。 かつてはサイモンらと同じ武器商社に所属していたが、スローンと共に対物用狙撃ライフルなどいくつかの武器を持ち逃げし、日本を訪れた。池袋では澱切からは茜の誘拐を、臨也からは杏里を行動不能にする旨の依頼を受け行動し、その過程で敵対したセルティや杏里ら「異形」にも興味を抱き、命を狙うようになる。最終的には静雄という怪物の前に任務は失敗するも、「人間が本当に脆いのか」という問いに終止符を打つ最高の存在に出会えたことに歓喜していた。しかし逃亡後に粟楠会に捕らえられ、リンギーリンが粟楠会と行った取引により一人だけ解放されてしまい、デニスの下に身を置くこととなる。 赤林に敗れたことで自らの弱さを思い知らされ、自分には人間の脆さを試す資格がないと意気消沈していたが、デニスの紹介で借金の取立人として静雄とトムと共に行動するようになり、そのうちに「自分自身が強くなり、静雄の全てを知った上で彼を壊す」ということを新たな生きる目的とする。 スローン 声 - 三上哲 身の丈2メートルほどの筋骨隆々な大男。ドラコンから徹底的に仕込まれたというだけあって語学は達者。「スローン」とは「象」という意味の渾名で、本名は不明。 ヴァローナと共に商社を抜けて行動し、依頼を受けて仕事をこなしていた。ことあるごとに些細な疑問をヴァローナに問いかける。日本での任務失敗後、粟楠会に捕らえられて歯を10本ほど抜かれるという拷問により生存を許される。その後、四木が臨也につけた鎖として臨也に接近し、彼の下につく。しかし罪歌の片割れを宿した鯨木によって彼女の「子」にされており、臨也を裏切って彼を捕らえ、鯨木に明け渡す。 リンギーリン・ドグラニコフ 声 - 辻親八 サイモンらがかつて所属していた武器商社の社長。40歳前後の白人の男。大雑把な性格で細かいことはあまり考えず、ヴァローナ達が商社を裏切ったことも特に気にしていない。 ドラコン 声 - 山路和弘 ヴァローナの父親で、リンギーリンの商社に所属し参謀を務める初老の男。システマの達人。リンギーリンの奔放な言動に常に頭を痛めている。親としてヴァローナに愛情を上手く示せず、幼い彼女に本ばかり与えて育てていたことを悔やんでいる。組織を裏切ったヴァローナとは親子の縁を切ったとしているが、今でも彼女を大切に思い案じている。
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