かがみ‐びらき【鏡開き】
鏡開き(かがみびらき)
鏡開き
鏡開にについて
1月11日に正月の間に供えていた鏡餅を下げて、割り砕いて無病息災と延命を祈願して食べる習慣を「鏡開き」といいます。
鏡餅をこま切れにする場合は「お供え物に刃を掛けてはならない」という習わしがあることから、包丁などで切らず手で割ったり木槌などで割る習慣がありますが、その起源は鏡開きの風習の発祥である武家社会において、「餅を刃物で切るのは切腹を連想させる」ということから手で割ったり木槌で砕いたりする(鏡餅を開き割る)ことにより、「鏡開き」という言葉に代えて使ったことからきています。一般的には1月11日に行われますが、京都など関西地方の一部や社寺では1月4日に行うところがあります。
ひとくちMEMO
その年の神様への神饌物として奉納したことに由来し、その形は三種の神器を形取っているといわれ、餅は鏡(八咫鏡)・橙は玉(八尺瓊曲玉)・干し柿は剣(天叢雲剣)を、また餅を重ねるのは重ね重ねの意があり、橙は代々家が繁栄するの意、干し柿は真ん中に6個両端に各2個あることから「外にはニコニコ、中(仲)睦まじく」の意があるとされている。裏白は心に裏表がない清廉潔白を表し、昆布は喜ぶや子生(こぶ)に通じ、御幣は清浄を表し、海老は不老長寿に通じるとされている。
鏡開き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/21 05:04 UTC 版)
鏡開き(かがみびらき)・鏡割り(かがみわり)とは、正月に神(年神)や仏に供えた鏡餅を下げて食べる、日本の年中行事[1]である。神仏に感謝の気持ちを示し、無病息災などを祈って[2]、供えられた餅を食べる。汁粉・雑煮、かき餅(あられ)など[3]で食されることも多い。
- ^ 日本鏡餅組合 2010年1月 5,086名調査「85%が鏡開きを行う」
- ^ 日本文化いろは辞典
- ^ 日本鏡餅組合アンケート:お汁粉2500・雑煮1500・その他500
- ^ 『定本江戸城大奥』永島今四郎・太田贇雄編、人物往来社(1968)
- ^ a b c d “鏡開きのいわれは? 樽酒の注文、鏡開きの準備はどのようにすればよいですか?”. 月桂冠 ホームページ. 2024年1月21日閲覧。
- ^ 『農業新聞(2011.1.11号)』「四季」
- ^ allabout 「鏡開き」をまるごと解明!
- ^ 神社と神道
- ^ 江戸では寛文2年1月6日(1662年2月24日)、江戸幕府により1月7日までとされた。
- ^ 奈良新聞 天理教
- ^ a b “鏡開き|知る・楽しむ|月桂冠 ホームページ”. 2016年12月9日閲覧。
- ^ a b “鏡開きの基本知識 | 贈るこころ | 清酒 | 商品紹介 | 宝酒造株式会社”. www.takarashuzo.co.jp. 2024年1月21日閲覧。
- ^ “日本酒歳時記・冬|知る・楽しむ|月桂冠 ホームページ”. 2016年12月9日閲覧。
- ^ 豊島秀雄 (2001年1月1日). “「鏡開き」と「鏡抜き」どの表現でもよい?”. ことばQ&Q. NHK放送文化研究所. 2005年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年10月2日閲覧。(そこから、「四斗樽(72L入りの酒樽)を開ける」とも言われる)。
- ^ “樽酒の鏡開きに込められた意味とは 声かけの回数も決まっていた?”. ウェザーニュース. 2024年1月21日閲覧。
- ^ “商品情報 | もっと、美味しく、美しく。日本盛株式会社”. www.nihonsakari.co.jp. 2024年1月21日閲覧。
- ^ “鏡開きの基礎知識”. 瑞鷹株式会社. 2024年1月21日閲覧。
鏡開き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 18:05 UTC 版)
詳細は「鏡開き」を参照 正月が終わって下げた餅は「鏡開き」を行い、餅を食することになる。鏡は円満を、開くは末広がりを意味し、また刃物で切るのは切腹を連想させるので避け、代わりに手や木鎚で餅を食べやすい大きさに割って分ける。この場合、割るとは言わず開くという。正月を過ぎた鏡餅は硬く乾燥しひび割れているため、主に汁粉や雑煮や焼餅、かき餅(あられ)などにして食する。
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