あられ (菓子)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/02 02:41 UTC 版)
あられ(霰)とは、あられ餅(霰餅)の略で米餅を長さ2 - 3cm、縦横5mm程度の長さに切り、火で炙った菓子である。炒った豆(表面をコーティングする)を使用するものもある。膨化食品の一種。
特徴
「あられ」や「おかき」はもち米を原料とする米菓で現代では主に大きさによって区別される[1]。本来は原料の餅を細かくするために包丁を使ったものを「あられ」、槌を使ったものを「おかき」と呼んだ[1]。また、おかきとは異なり、あられは奈良時代に唐などからの使者に対して宮廷で出されたもてなしの食べ物だった[1]。すでに平安時代にかきもちの一種としてアラレ餅・玉アラレと称して生産されたことが「山城風土記」に見られ、江戸時代には商品として多量に生産されるようになった[2]。なお、同じく米を用いた菓子に煎餅があるが、こちらは餅(餅米)ではなくうるち米を用いる[1]。
一般的には火で炙るが、油で揚げた物もある。
米餅は通常市販されている餅と同様のもので、一般には彩りを添えるため、ヨモギなどの草を入れたもの、赤や黄などの色となる食物または色素を入れたものを使用する。
専用の網籠を用いて遠火で炙ることにより餅同様に膨らみ、冷ませば出来上がり。油で揚げた場合はかなり柔らかくなる。
食べる際は、若干の塩または砂糖をまぶす。
餅をかなり細かく裁断したものは、お茶漬けの具としても使用されている。これは茶漬けの粉末が湿気るのを防ぐものだったが、密封の技術が発達してからも香ばしい風味が好まれ、茶漬けの標準的な具として入れられている。また、このあられのことをぶぶあられとも呼び、ぶぶと略されることもある(ぶぶ漬けは京言葉のお茶漬けのこと)。また、天ぷらの変わり衣に用いられることもある。
脚注
関連項目
外部リンク
- あられ・おせんべい - 【公式】全国米菓工業組合
「あられ (菓子)」の例文・使い方・用例・文例
- 雨あられと降る弾丸
- 雨あられと浴びせられる批判
- あられが降っている
- あられがパラパラと屋根に降った
- 市長は質問を雨あられと浴びせられた
- 突然、空から激しいあられが落ちてきた。
- 羊飼いであられる主よ
- 突然敵の爆弾が雨あられと我々に降り注いだ。
- 雨あられと飛ぶ弾丸.
- 彼女は彼に侮辱的な言葉を雨あられと浴びせた.
- 落ち葉が雨あられと降ってきた.
- あられが屋根に[窓に]バラバラと降ってきた.
- 雨あられと降りそそぐ弾丸.
- 弾丸が戦闘機から雨あられとその部隊に降り注いだ.
- あられが降っている.
- あられがパラパラと屋根に音を立てていた.
- あられがばらばら降ってきた.
- あられが降る、ひょうが降る
- 弾はあられと散る
あられ_(菓子)と同じ種類の言葉
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