避雷器
避雷器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/29 05:35 UTC 版)
避雷器(ひらいき、英: lightning arrester)は、発電、変電、送電、配電系統の電力機器や電力の供給を受ける需要家の需要機器、有線通信回線、空中線系、通信機器などを、雷などにより生じる過渡的な異常高電圧から保護する、いわゆるサージ防護機器のひとつである。日本では、サージ防護機器全てを避雷器と呼ぶこともあるが、ここでは国際電気標準会議 (IEC) および日本産業規格 (JIS) に定める「サージ防護デバイス」 (SPD: Surge Protective Device) について述べる。
- 1 避雷器とは
- 2 避雷器の概要
避雷器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/21 00:23 UTC 版)
詳細は「避雷器」を参照 避雷器は、バイパス型のもので、回路中に意図的に絶縁の弱い部分を作り、ここをサージ電圧によって破壊、サージ電流をバイパスさせることにより、回路にかかるサージ電圧を抑制するようにするものである。他にも「アレスタ」、「サージアブソーバ」などの呼称がある。IECの定めに従い、JISでも2003年よりその正式名称は、「サージ防護デバイス」(SPD:Surge Protective Device)に統一された。 避雷器は原理的にその部分を瞬間的に短絡状態にするもののため、避雷器直近回路のサージ電圧は十分に抑制されるが、避雷器より離れた回路部分でのサージ電圧抑制効果は期待できない。従って避雷器は単体として使用するものではなく、リアクトル(リアクタンス成分)やコンデンサ、抵抗器などと組み合わせて用いることを目的としたサージ防護機器の基本構成部品であり、直流、交流、平衡、不平衡、高周波などの回路種別により、また回路のどこにどのように使用するかによって細かく選定し、基本的に回路中に複数個、設ける必要がある。 避雷器は従来、原理的事項についてIECによって定められていたが、万一の場合には焼損・破壊して他の回路部分を保護する目的の部品であることから、特に防火性が求められる。このため特に一般家庭にまで数多く広範に用いられる低圧電源用避雷器などについて、アメリカ保険業者安全試験所(UL)で5つのタイプに分類、それぞれ性能に係る詳細が定められ、避雷設備における使用方法の詳細も定められた。なお避雷器は定格内のサージ電流処理であっても、その動作の度に劣化する消耗品であるので、定期的な点検と交換が必要である。
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避雷器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 17:43 UTC 版)
詳細は「避雷器」を参照 避雷器は、雷や遮断器の動作による異常電圧がある限度を超えたときに作動して、異常電流を逃がすことで電気回路の保護を行う装置である。
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