聖クレア関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/21 02:05 UTC 版)
「聖クレア・ファンタジー」の記事における「聖クレア関係」の解説
安登見 由季(あとみ ゆき) 標準よりずっと小柄な、想像力豊かな少女。何にも臆する事はなく、今日子の存在を感じても「幽霊は悲しい存在」と認識して自ら話しかけた。卒業後はデイリー・タイムスに就職、記者として日夜頑張っている。 このシリーズは1~4巻まではプロローグ及びエピローグは彼女から「未来のマイダーリン」への手紙という形でつづられている。ただし3巻のエピローグはユキが由季へ宛てた手紙になっている。番外編では手紙ではなく、留守番電話の形になっている。 矢野 邦彦(やの くにひこ) 長身でスポーツ万能の男子。由季と並ぶと身長差が際立ち、身長の事を言われると怒る由季も邦彦と並べられると何も言い返せない。体に似合わず注射が苦手で、アフリカへ渡るためには予防注射が必要であるにもかかわらず、本数の多さに思わず逃げ出し木に登る程だった。 由季とは小学校入学時から一度も違うクラスになった事がないという程の腐れ縁。 卒業後はその体力を活かし青年海外協力隊に参加、アフリカに井戸を掘ろうと活躍している。 松戸 浩一(まつど こういち) 身長は標準で、やや体格がいい。バクテリアをこよなく愛し、肉眼で認識が可能で会話もできる。自分の部屋でもバクテリアを入れたケースが山積みになっている。 「月が魔法をかけた夜」ではこの能力を活かし、秋の体の壊された細胞を再生するバクテリアの開発に成功した。ただしこれは全くの偶然で、外での犬の暴走に驚き思わず彼が窓を開けた所、やはりそれに驚いた猫が窓から乱入、机の上で暴れ回った結果である。ただしさすがにこの事は彼自身由季達には言えないでいる。 由季達とは中学からずっと一緒のクラス。部活動は微生物研究部だが、2巻で今日子と詩織が入部するまで部員は彼一人だった。部室は使われていない階段の踊り場。 その力が認められ、3年時の夏休みでは既に微生物研究所で研修生として働いている。卒業後は更にパスツール研究所に招かれた史上最年少研究員となっている。 笹本 今日子(ささもと きょうこ) 聖クレアが建つ以前からそこに住んでいた地縛霊。年齢は由季達とはあまり変わらず、普段彼女の姿は見えないが2巻時に由季が空に見た彼女は、白い洋服に赤いバラを手にしていた。 死亡したのは第二次世界大戦の終盤の夏。足が動かない病気にかかっていた彼女の家にB29が落下して命を落とす。この時のB29はそのまま地中に残され、2巻でプール工事の際に発見された事から一連の物語が始まる。 浩一にひそかに思いを寄せ、3巻では映画館でデートをした。 神崎 詩織(かんざき しおり) 由季達より1学年下の少女。元々は生物部だったが部活動に疑問を持ち退部していた。2巻でのプール工事はモグラに悪影響を与えると抗議、夏休みの間中いつも校庭で工事を睨みつけていて、そんな彼女の後姿を見つめるのが浩一の日課となっていた。 事件後は微生物研究部に入部し、元気に部活動に参加。 山岸(やまぎし) 由季たちより2学年上の新聞部部長。典型的なトラブルメーカーで、張り切れば張り切る程騒ぎを大きくするが、彼にはその自覚は一切ない。1巻では町の人々に狂犬の脅威を伝えようと町に潜む狂犬を追い、発見したはいいが逆に追いかけられファミリーマートに裏口から逃げ込み、彼の不用意な一言でファミリーマートは巨大洗濯機と化す。 卒業後はデイリー・タイムスに就職、卒業してからもちょくちょく新聞部に顔を出しては騒ぎを巻き起こす。 トラブルメーカーではあるが、ちゃんとした=嘘を書かない記者である事は由季も認めている。 小長井 俊也(こながい としや) 由季達とは同級生の新聞部副部長であり、山岸卒業後は部長になる。山岸を一応尊敬しながらも、そのトラブルメーカーには頭を悩ます。 卒業後は不明だが、山岸の招集に部員総出で応じたりしている。 井上 和子(いのうえ かずこ) 由季達のクラスメート。美容院の娘。1巻での狂犬騒ぎの際狂犬に校内のトイレで襲われそうになるが邦彦の機転で頭にコブを作るだけで済んだ。 その事件が縁でよく由季達とクラス内でも会話をしていて、3巻でユキと会った際にはその髪を無料でカットしている。
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