筋書進行(Storyline)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 07:43 UTC 版)
「ロボテック」の記事における「筋書進行(Storyline)」の解説
原版の「ロボテック・RPG」の出版は、概してテレビシリーズ筋書に追随したが、ジャック・マッキニー(英語版)(Jack McKinney)による 「ロボテック・シリーズ」小説版がまさにそうしたように、みずからの独自の手法でテレビシリーズの間隙を埋めようと試みた。 資料本のいくつかは拡張性のための多くの領域がある『マクロス・サーガ』時代か、あるいはその直後の「ロボテック」世界の異なる部分を補完した。 しかし、「ロボテック」テレビ・シリーズを再現した出来事のあと、パラディウム・ブックス(英語版)のロールプレイングゲーム出版本は、マッキニーの物語から分岐して独自の展開を歩み始めた。 マッキニーの「ロボテック・シリーズ」小説版がスコット・バーナード(Scott Bernard)とほかの仲間たちが平和に満ちた惑星となった地球をあとにしてリック・ハンター提督(Admiral Rick Hunter)らを乗せた SDF-3 パイオニア(Pioneer)の捜索へと筆を進めたのに対して、パラディウム・ブックスのロールプレイングゲーム出版本は、インビッド(Invid)が彼らが追い払われた2、3か月後に地球に戻ってくるという独自の設定を行った。 第6巻『マスターズの反撃』と冒険の書『槍騎兵(ランサー)のロッカー』は、この2回目のインビッド侵入の時代に設定され、元の「ロボテック」公式資料によって暗示されない概念と出来事を導入した。 『マスターズの反撃』は、東南アジアに地域を設定し「メカ・スー・ダイ」と呼ばれる機動兵器(メカ)による剣闘士的な格闘技(マーシャルアーツ)戦闘のシステムを特徴とする。 『槍騎兵のロッカー』は、『ニュー・ジェネレーション(新世代)』(『機甲創世記モスピーダ』)の第三世代のロック歌手にしてダンサーのランサーこと芸名イエロー・ベルモントの巡業公演(コンサートおよびライブツアー)の足取りに随行する、プロトカルチャー(資源)で駆動される二つに折り畳み可能な、強力な武器でもある楽器を持ち運ぶ演奏者(performer)の情報交換網を描写する。これらの楽器の効果と描写は日本国における「マクロスシリーズ」の続編『マクロス7』(Macross 7)の「歌エネルギー(チバソング)」に類似した発展を遂げたが、しかし一方で前記のシリーズとは無関係である。 『ロボテック II:センチネルズ』の ロールプレイングゲーム本もいくつかの点で、同『センチネルズ』「ロボテック・シリーズ」小説版とジェイソンとジョンのウォルトリップ兄弟(Jason Waltrip and John Waltrip brothers)の漫画本でカバーされる物語から分岐した。 そしてこれらもまた、ハーモニーゴールド USA社から提供される同じ不完全な原資料素材に基づいて独自に開発された。 2つの主要な違いは、SDF-3 パイオニア(Pioneer)が彼らに同行している遠征艦隊軍(Expeditionary Force、Robotech Expeditionary Force: 2044-onward)艦船の全艦隊が去ったという点、そして、遠征艦隊軍とセンチネルズ(Sentinels)の非人類型異星人たちがインビッド(Invid)の摂政リージェント(Regent)との長引いた戦いに参加するという構想である。 このゲーム資料本もセンチネルズの非人類型異星人たちが遠征艦隊軍(Expeditionary Force)にインビッド(Invid)の摂政リージェント(Regent)との長引いた戦いに公然と参加することを示唆した。
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