しろ‐き【白▽酒】
しろ‐ざけ【白酒】
パイチュー【白酒】
くろき・しろき 【黒酒・白酒】
白酒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/08 06:20 UTC 版)
白酒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 07:51 UTC 版)
豊島屋は白酒の元祖として有名で、江戸時代に「山なれば富士、白酒なれば豊島屋」と詠われた。十右衛門(何代目かは不明とされる)の夢枕に紙雛が現れ、白酒の製法を伝授され、桃の節句前に売り出したところ飛ぶように売れたという。十右衛門の夢枕に現れた紙の雛は、浅草寺の境内に祀られていた淡島明神が変じた姿という。桃の節句に白酒を飲む風習は豊島屋が発祥である。これにより女性や大名などの新たな顧客を開拓した。 毎年桃の節句前の2月25日に行われた白酒の大売出しでは江戸中から人が押し寄せ、風物詩となった。この様子は長谷川雪旦の『江戸名所図会』「鎌倉町豊島屋酒店白酒を商ふ図」に詳しく描かれている。当日は店の前に竹矢来をめぐらせて「酒醤油相休申候」の看板を掲げ、その日は白酒のみを販売した。あらかじめ客には切手を買わせ、左側の扉を入口、右側を出口とし、一方通行に並ばせた。入口上に設けた櫓には鳶と医者が待機していて、もし体調を崩した者が出た場合には鳶がとび口を用いて櫓上に引き上げ、医者が手当てをして帰宅させたという。 白酒は昼頃には売り切れ、1400樽(560石)が空となり、売り上げは数千両に上ったといわれる
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